中国紙・環球時報（電子版）は3日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト（電子版）の1日付報道を引用する形で、「中国で昨年、私立幼稚園が5200校以上減少した3つの原因」とする記事を掲載した。

記事によると、中国で昨年、私立幼稚園の数が数千校減少したことについて、専門家や事業主は新型コロナウイルスの感染拡大と少子化のせいだとしている。当局が先週発表した統計によると、昨年閉園した私立幼稚園は5200校以上で、私立幼稚園全体の3パーセント強に当たる。教育部によると、減少は10年ぶりだ。

入園者数は2015年の2000万人から20年には1790万人に減少しており、近年の出生数の減少傾向と一致する。中国政府が18年からより手頃な価格の就学前教育を推進していることも、私立幼稚園の減少のもう一つの要因だ。幼稚園全体に占める私立幼稚園の割合は11年の約70％から2020年には57％に低下している。（翻訳・編集/柳川）