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2008年に発生した四川大地震で右脚を失った少女が、東京パラリンピックで金メダルを獲得した。
2008年に発生した四川大地震で右脚を失った少女が、東京パラリンピックで金メダルを獲得した。四川日報が報じた。
9月2日に行われた東京パラリンピック卓球TT6-8クラス女子団体で、中国が金メダルを獲得した。中国チームのメンバーの一人、王叡(ワン・ルイ)は1993年に四川省徳陽市で生まれた。08年5月12日に起きた四川大地震で被災し、右太ももから下を失った。
王は「机の下に隠れた瞬間に私たちのいた学校が倒壊して、生き埋めになりました」と被災した当時の様子を語った。マグニチュード(M)は8.0。この地震で7万人近くが死亡し、37万人以上が負傷したとされる。
地震から生還した王は、翌09年に16歳で本格的なトレーニングを開始し、そこからめきめきと上達。今回の東京パラリンピックにはシングルスと団体の選手として出場したが、シングルスでは5位だった。「(シングルスでは)調整する能力が弱かった。とても残念。これからも努力し続けて、シングルスでも金メダルを取りたい」と力強く語った。王は「卓球は私に第2の命を与えてくれた」とも話している。
王の快挙にネット上では「すごい!」「感動した」「精神力が素晴らしい」「励まされる」「中国の誇りだよ」といった祝福の声が寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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