出所したばかりの元受刑囚がGPS足輪を外し女性2人を殺害…韓国社会に不安が広がる

Record China    2021年8月31日(火) 15時20分

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韓国で元受刑囚の男性が自ら位置追跡電子装置(GPS足輪)を外し、女性2人を殺害したとして波紋を呼んでいる。資料写真。

韓国で元受刑囚の男性が自ら位置追跡電子装置(GPS足輪)を外し、女性2人を殺害したとして波紋を呼んでいる。8月31日、韓国・ソウル新聞が報じた。

記事によると、男性は26日に知人の40代女性を殺害。電子足輪を自ら切断した後、逃走中に別の50代女性を殺害したとみられている。

警察とソウル東部保護観察所は、男性が40代女性を殺害した翌日の27日にGPS足輪が外されたことに気付き追跡を開始。男性は追跡を避けるため、切断した足輪を地下鉄8号線の夢村土城駅近くに捨てた後、レンタカーを利用しソウル駅まで移動した。そしてソウル駅で自身を追ってきた警察を見て逃走を図り、地下鉄の金浦空港駅へ向かったという。

その後男性は知人の50代女性を「ドライブをしよう」と言って呼び出し、女性の車で京畿道とソウル市内を走行。女性に「金を貸してほしい」と頼んだが断られたため車内で殺害、遺体を車に乗せたまま警察に自首したとのこと。

これまで男性は10代の頃から窃盗などの罪で14回も服役しており、2005年9月には20代の女性に対し凶器で脅して金品を奪い、性的暴行を加えたとして懲役15年を宣告されている。そして今年の5月に服役を終えて出所し、数カ月しかたっていなかった。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「懸念していたことがついに起きた。関連法を改正すべき。死刑制度も復活させてほしい」「前科も三振アウト制を導入して。怖くて暮らせない」「GPS足輪を付けるよりも、性犯罪者は無期懲役にすべき」「早く身元を公開して」「自主するなんて刑務所はどれほど居心地がいいんだ?」など、怒りや不安の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山

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