女優ヴィッキー・チャオの封殺、深刻な事態へ発展か?政財界との深いつながりも話題

anomado    2021年8月28日(土) 21時30分

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中国・国家広播電視総局による「非行芸能人」リスト入りがささやかれる中国の女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)について、封殺対象となった根源には政財界に関わる問題も見えると報じられている。

中国・国家広播電視総局による「問題のある芸能人」リスト入りがささやかれる中国の女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)について、封殺対象となった根源には政財界に関わる問題も見えると報じられている。

今月26日、ドラマ「還珠姫 ~プリンセスのつくりかた~」などの代表作を含む、ヴィッキー・チャオの出演作品が動画配信サービスから一斉に姿を消した。さらに同日、中国版ツイッター・新浪微博(ウェイボー)で、ファンのコミュニティーとなる「超話」(スーパートピックス)から、ヴィッキー・チャオのトークルームが全削除されたことも分かった。

この封殺について、ヴィッキー・チャオが運営する芸能事務所に所属していた俳優チャン・ジャーハン張哲瀚)がこのほど、靖国神社に関わる「親日騒動」を起こしたことの影響や、ヴィッキー・チャオ自身が20年前、旭日旗をデザインした洋服で世間の批判を浴びたトラブルが再注目されたのが理由ではないかとうわさされていた。

しかし、中国の放送業界を管理する国家広播電視総局がこのほど、芸能界を対象にした「問題のある芸能人」の最新リストを配布し、その中にヴィッキー・チャオの名前も登場したと報じられると、もっと根の深い理由があるようだと話題に。27日、ウェイボーのトピックスでも「ヴィッキー・チャオに何があったのか」が最も関心を集める話題となった。

ヴィッキー・チャオは実業家の夫とともに活発な投資活動を行い、過去には「中国の女性版ウォーレン・バフェット」と呼ばれ、夫婦の総資産は2000億円を超えるとも報じられた。しかし2017年、ペーパーカンパニーで上場企業を買収しようとした疑いで、当局から5年間の投資活動禁止の措置を受けている。中国メディアによると、直近のデータでヴィッキー・チャオが経営に関わる会社は14社を数えるが、ここ最近で半分以上の会社の実質経営から退き、代表者の名義も変更されていたという。

台湾メディアでは、数年前のヴィッキー・チャオとヒラリー・クリントン氏のツーショット写真がアメリカの政財界との関わりを示していることや、過去にヴィッキー・チャオのスタッフがダライ・ラマ14世と接触していたことなどを挙げ、そうしたことも今回の封殺に深く関わっていると報道。ヴィッキー・チャオとは大学の同級生で親交の深い俳優ホアン・シャオミン(黄暁明)のウェイボーから27日、ヴィッキー・チャオに関わる投稿が全削除されたことも、問題の大きさを物語っていると伝えている。(Mathilda

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