2021年8月26日、観察者網は、韓国女子バレーボール界のエース、キム・ヨンギョンが東京五輪で不本意な結果に終わった中国代表にエールを送ったことを報じた。

記事は、東京五輪で中国の女子バレーボール代表がグループリーグを2勝3敗の成績で終え、メダルはおろかベスト8入りも果たせなかったと紹介。この不本意な結果に中国国内からは代表に対する疑問や不満の声が噴出したとする一方、韓国代表キャプテンとしてベスト4入りに貢献したキムが「中国代表に今最も必要なのは、ファンの支えだ」と語ったことを伝えた。

そして、中国中央テレビ（CCTV）で26日に放送された中国女子バレー代表の東京五輪での戦いを振り返る番組の中でキムが登場し、中国のグループリーグ敗退は韓国代表にとっても驚きだったと明かすとともに「同じアジアのチームとして、われわれは中国を応援している」と述べたほか、「今中国代表に必要なのはファンの支え。選手たちは厳しく辛い時期を経験している。みんなが引き続き中国女子代表を応援し続けてくれることを願っている」との考えを示したとしている。

韓国女子バレーボール界を代表する選手のキムは現在33歳、東京五輪での戦いを終えた後には代表引退の意向を示した。2017年からは中国国内リーグの上海に所属しており、中国では中国代表の朱婷（ジュウ・ティン）と良好な関係を築いていることも知られている。（翻訳・編集/川尻）