中国で今月20日にデビューした平均年齢8歳の7人組アイドルグループが、誕生からわずか4日で解散した。

このグループは四川省成都市で20日にデビューした「天府少年団（PANDABOYS）」。最年少のメンバーは7歳、最年長は11歳で、ネット上には「こんな年齢の子どもたちにはもっと勉強させたり、子どもの時間を楽しませたりすればいいじゃないか。なぜ金もうけの道具にするんだ」などの声も寄せられたという。

所属会社は24日未明に「われわれは歌とダンスが大好きな子どもたちと意義のあることをいたします」との文章を添えて「天府少年団（PANDABOYS）」の名称を「熊猫小兒芸術団　PANDABOYS」に改めると発表し、「天府文化（四川文化）を広めるために引き続き努力します」とも述べたが同日夜に即日の解散を表明。この件について中国紙・中国青年報は25日、メンバーの年齢が議論を引き起こしたことを指摘し、「ネットユーザーやメディアの痛烈な批判を受けた後、グループ名を変更した」などとした上で、同紙が24日に「未成年者の親も芸能界の関係者も真剣に考えてみるべきだ。幼い子どもにあまりにも早い時期に玉石混交の芸能界に触れさせることは果たして適切なのだろうか。子どもは親の『金のなる木』ではない。ましてや芸能界の『資本ゲーム』の利用対象になどなってはならない」などとする論評を発表していることを指摘した。（翻訳・編集/野谷）