台湾の議員が「2036年高雄五輪」誘致を提案、ネット「そのころにはもう…」―中国紙

Record China    2021年8月20日(金) 22時30分

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19日、環球時報は、台湾・高雄市の民進党議員が2036年の「高雄五輪」誘致を提案したと報じた。写真は高雄。

2021年8月19日、中国紙・環球時報は、台湾・高雄市の民進党議員が2036年の「高雄五輪」誘致を提案したと報じた。

記事は、陳水扁(チェン・シュイピエン)元台湾総統の息子で、高雄市の民進党議員である陳致中(チャン・ジージョン)氏が陳其邁(チェン・チーマイ)高雄市長に2036年の五輪招致を提案したと紹介。提案に対し同市長も「いつの日か高雄で五輪が開かれると信じている」と語ったことを伝えた。

そして、両者が「高雄五輪」実現に自信を見せている背景として、以前に台北でユニバーシアード大会が開かれるなど、台湾が国際大会を開催経験を持っていると認識していること、そして高雄と友好都市関係にあるオーストラリア・ブリスベンが32年の五輪招致に名乗りを挙げており、人口、経済、歴史文化といった点でブリスベンに劣らない高雄でも五輪を開催する能力があると考えていることを挙げた。

また、陳致中氏が提案の中で五輪開催のメリットとしてインフラの改善に加え、「民進党の大本営である高雄で五輪を開催すれば、台湾の北部重視傾向が逆転する可能性がある」点を挙げ、民進党議員としての「下心」も見せたとしている。

一方で、台湾が主権国家ではなく、五輪誘致の資格があるか不透明であること、台湾島内で起こりうる議論を鎮めるのは困難と予測されることなどについては、陳議員、陳市長のいずれも「口裏を合わせたかのように言及しなかった」と伝えた。

記事はまた、このニュースについて、台湾のネットユーザーから「台湾当局はパフォーマンスばかりしていないで民生プロジェクトをしっかりやれ」「2036年にはすでに中台統一している可能性がある。そうなれば両岸で一緒に開催することがありそう」といった感想が見られた、と紹介している。(翻訳・編集/川尻

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