「米軍がいなければ韓国もアフガニスタンのように崩壊」米コラムニストの発言に韓国ネット反発「考えが古い」

Record China    2021年8月18日(水) 15時20分

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18日、韓国・ノーカットニュースは「米国の主流メディアで活動する元官僚が韓国をアフガニスタンに例えるような文章を掲載し、ひんしゅくを買っている」と伝えた。写真は韓国国旗。

2021年8月18日、韓国・ノーカットニュースは「米国の主流メディアで活動する元官僚が韓国をアフガニスタンに例えるような文章を掲載し、ひんしゅくを買っている」と伝えた。

記事によると、ジョージ・W・ブッシュ元米大統領の演説文の作者として有名なマーク・ティッセン氏は15日(現地時間)、イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンを掌握したことに関し、自身のSNSに「もし韓国がこうした攻撃を受け続けた場合、米国の支援がなければ(アフガニスタンのように)すぐに崩壊するだろう。米国の同盟国の中で、米国の力を借りずに自らを守れる国は事実上存在しない」との趣旨の文章を書き込んだ。

これに対し、米国のネットユーザーらからは多くの反応が寄せられたが、「あなたは韓国の歴史と政治について何も知らない」「彼がコラムニストであり、ブッシュ政権で働いていたなんて。彼は世界の半分も知らない」「まだ文章を削除する時間はある。とんでもない文章だ」など、ほとんどが「批判」や「皮肉」だったという。

また、韓国と北朝鮮の軍事力を比較する声や、韓国軍の優秀さを認めるような声も寄せられたという。あるユーザーは「北朝鮮が攻めたら韓国は多くの被害を受けるが、結局は米国が介入しなくても韓国が完勝するだろう。北朝鮮はいまだに1950年代の古い兵器を使用している」と予想した。別のユーザーは「韓国軍は現存する軍隊の中で最も大きく秀でた軍隊だ。韓国軍の新型MBTと155ミリSPGは世界最高と言える強力な兵器。アフガニスタンとは違い、韓国は愛国心の強い市民がいる繁栄した国だ」と主張したという。

こうした声を意識してか、ティッセン氏は翌日に再び「われわれが朝鮮戦争後に朝鮮半島から米軍を撤収させていたら、朝鮮半島はすぐに北朝鮮の支配下で統一されていた。米軍がそこにい続ける理由は、その結果を阻止するためにいまだ必要であるため」「韓国は米国の支援なく自らを守ることができない。それが、われわれがそこにとどまる理由」などと書き込んだという。

ティッセン氏は現在、米紙ワシントン・ポストのコラムニストや、主要テレビ局FOXニュースの評論家として活躍している。

これを見た韓国のネットユーザーからは「何を言っているのか。韓国に米軍を駐屯させるのはすべて米国の利益につながるからでしょ」「考えが古すぎる」「いまや韓国の国防力は世界5位、経済は8位、文化や造船では1位で、日本も追い抜いた。韓国の地位については一般の米国人もよく知っている。そんな韓国に攻め入るほど北朝鮮はばかじゃない」などティッセン氏の発言に反発する声が続出している。

また「韓国はなんとしてでも核兵器を造るべきだ」「米軍が撤収の動きを見せたらすぐに核開発を始めよう。世界で最も早く核兵器を造れる国は韓国だ」「今回のアフガニスタンの件で米国が信頼できない国であることが証明された。自主国防が必要だ」「これを機に米軍は出て行ってくれないかな。自分の国は自分たちで守るから」などと主張する声も。

一方で「米軍がいなくても友好的な関係さえ築ければ自主国防も可能だ。でも今の韓国は政府が反日反米、親中親北で、スパイがあちこちにいるからまだ米軍は撤収させられない」「正しいよ。韓国の政治は腐敗している。文在寅(ムン・ジェイン)大統領を含め、親北勢力が多すぎる」「北朝鮮のミサイルのレベルが韓国を上回っていることは確実だし、核兵器もある。米軍撤収後に北朝鮮が攻め入ってきたらまさにアフガニスタンのようになる」など同意を示す声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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