加熱するチャン・ジャーハンの「親日騒動」に、ネットでは擁護の声も

anomado    2021年8月18日(水) 11時20分

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17日、靖国神社や乃木神社で撮影した写真をSNSに掲載し批判を浴びた俳優・張哲瀚(チャン・ジャーハン)を擁護するツイートが、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で注目を集めている。

2021年8月17日、東京の靖国神社で撮影した写真などをSNSに掲載したことで、激しい批判を浴びている中国の俳優チャン・ジャーハン張哲瀚)について、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では擁護する声をあげる人も現れるなど、注目を集めている。

ドラマ「山河令」でブレークしたチャン・ジャーハンは、友人が結婚式を挙げた乃木神社や、靖国神社の写真を自身のSNSに掲載していたことで、ネットユーザーの怒りを買い、人民日報などの中国政府系メディアから激しい批判を浴びた。13日に微博アカウントで「以前の無知な自分を恥ずかしく思う。不適切な行為を深く謝りたい」「自分は親日ではない」と謝罪し、所属事務所も謝罪声明を出したが、現在放送中の時代劇の出演シーンをカットされたり、契約を結んでいた20社以上の中国企業がCM打ち切りを決めるなど、事実上の芸能界追放は避けられないと見られている。

これに対し、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、「請社会謹慎対待張哲瀚事件(社会はチャン・ジャーハン事件に慎重に対処してほしい)」というハッシュタグ付きで、多くのアカウントから「彼のことが好きだった私は、きっと後悔すると思ったから声をあげることにした。彼のSNSを本当に見たことがあるなら、そのアカウントにアップしてあったのは全て各国を旅行した記録だ。法の不遡及(そきゅう)の原則もある。参観と参拝では意味が変わる。本殿の中に入ってはじめて参拝と言えるが、予約がなければ参拝はできない」「理性をもって考えて声をあげよう。世論で断罪するのを拒否しよう。彼も普通の人だ。世論が一日のうちに人を転落させるなんて、恐ろしすぎる」「愚かさや無知で犯す間違いは、犯罪ではない。犯罪は司法機関が決めることだ。いつの間に世論が罪を断じるようになったのか。愛国心は深く厳かな感情だ。異論を排除するために利用する武器ではない」「『精日(中国語のネットスラング「精神日本人」の略で、心理的に自らを日本人とみなす人のこと)」』というだけで彼を批判しても、数枚の写真と画像だけで一人の芸能人を抹殺することはできない」「全貌がわからないならコメントはしない。どこから聞くかですべてが変わり、事実ではない。どの角度から見るかで真相も変わる」などと擁護するツイートが出ている。

これらのツイートに対し、他のネットユーザーからは「誰も真相なんて気にしていない」「まるで芸能界取り締まりのために、チャン・ジャーハンをいけにえにしているようだ」「法律に触れていない発言でも口をふさぐのか」「背景にある事実を逸脱して、写真と連想だけで人を憎しみの的にするなんて」「背後で何かの力が動いているように感じる」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/原邦之

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