「このパンは嫌」「利川の米にして」要求の多いホームレスに無料食堂が困惑ー韓国

Record China    2021年8月17日(火) 7時20分

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13日、韓国・ノーカットニュースは、ホームレスに無料の食事を提供しているボランティアの神父が「無理な要求を受けて困惑している」と伝えた。

2021年8月13日、韓国・ノーカットニュースは、ホームレスに無料の食事を提供しているボランティアの神父が「無理な要求を受けて困惑している」と伝えた。

記事によると、京畿(キョンギ)道城南(ソンナム)市でホームレスのための無料給食所「アンナの家」を運営するキム・ハジョン神父が、一部の利用者から無理な要求をされることがあると自身のFacebookに書き込んだ。

給食所では、その日の食事用の弁当と翌日の朝食用のパンを配布しているが、パンの袋を開けて「私はこんなパンは食べない。パリバゲット(有名パンチェーン店)のあんパンはないのか。あったら変えてほしい」と注文する高齢女性や、弁当を受け取って帰った後、再度来訪し「これは利川(イチョン、米の産地)の米じゃないでしょ?。利川の米しか食べないから、次からは変えてほしい」などと言われたことがあるという。飲料水についても、「水が温かい。次からは冷たく凍らせてほしい」などと言う人がいるといい、「こうした要求をされるたびに大変困惑します」としている。

また、キム神父は「ホテルのレストランのように、メニューを準備しなければいけないのでしょうか。弁当、間食、支援物資は、当たり前にあるものではありません。たくさんの人たちの支援と、ボランティアや職員の皆さんの愛と苦労があるから、そこにあるのです。それを理解し、感謝の気持ちで受け取ってもらいたい」と訴えているという。

社会福祉法人「アンナの家」は1998年7月の通貨危機以来、急増した失職者とホームレスのために設立された韓国初の室内無料給食所。昨年12月にはベンツに乗って訪れた母親と子どもが食事を受け取ろうとし、キム神父が弁当の数が足りないと告げると「無料で食事をくれる所なのに、なぜ邪魔をするのか」と声を荒げたという騒動があり、物議を醸した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「そこまで空腹で苦しんでるわけでもない人たちがなぜそこに行って迷惑を掛けるのか」「無料給食所の食料まで奪い取るだなんて欲深い」「こんな人たちは無視すればいいんだ」「飢え死にするまでほっとけばいい」「ブラックリストを作って、そういう人たちは受け入れないようにすべきだ」「思いやりを権利だと思ってるのか」「でも、こういう人たちは結構いるよね」など、怒りの声が殺到している。

その他、「ほとんどの人は皆さんの労苦に感謝して食事しているはず。一部の非常識な人たちのせいで落ち込まないでください」という励ましや、「神父様もビシッと叱ってやればよかったのでは。感謝して食べてくださいと」「心の貧しい人間にはならないようにしよう」などの意見も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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