2021年8月5日、韓国・中央日報は、韓国女子バレーボールの金軟景（キム・ヨンギョン）に日本のネットユーザーも夢中になっていると報じた。

記事は7月31日に行われた女子バレーの日韓戦後、日本のTwitterの検索ワードランキングに金の名前が上がり、「Yahoo!ニュース」でも金のニュースが上位を占めたと紹介。さらにオンラインコミュニティーやSNS上で、金の写真にせりふを当てはめて楽しむ遊びまで流行していると伝えた。

最も話題になったのは、日韓戦の最中に撮られた、金が仲間の選手を励ましている姿の写真とのこと。イ・ソヨン選手の背中に手を当て、顔をのぞき込んでいるシーンだが、日本のネットユーザーらはこれに「絶対に怒らないから言って」「試合中はママって呼ばないでって言ったでしょ？」「赤いコードを切れって言ったよね」「ケロロ軍曹のDVD！返却期限今日までだよ！わかってる？」「私家出る時クーラー消せって言ったよね？ね？」などのユーモラスなせりふを書き込んだ。また、「私も戸惑っている時は、金軟景姉さんに『落ち着いて』と言われたい」「日本を応援しながら、金軟景も応援した」などのコメントも見られたという。

一方では金の顔が、日本で人気のある韓国人俳優パク・ソジュンと似ているという声も上がったという。2人の鋭い眼差しや無駄な肉のない輪郭などが似ているとされ、「金軟景を見るとパク・セロイ（ドラマ「梨泰院クラス」のキャラクター）を思い出す」「金軟景を見るたびにパク・ソジュンの顔が浮かんで試合に集中できなかった」などの意見が相次いだとのこと。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「本当に魅力的な人。暑い夏にこんなにいいニュースを届けてくれてありがとう。今後も金選手の健康と幸せを祈ります」「能力が優れているだけでなく、オーラも違うし他の選手を気遣う姿勢も違う。文化体育韓国部長官を任せても十分にうまくやれそう」「情熱やポジティブエネルギーがすごい。一緒に幸せになりたいお姉さん」「韓国人も日本人もお互いにそれほど悪い感情は抱いていないのに、政治家たちが反日や嫌韓をあおる傾向にある」「国籍を超えてファンになり応援する、レベルの高い姿勢。やはり日本は先進国だ」など、金選手や日本のファンに対する好意的なコメントが数多く寄せられている。（翻訳・編集/丸山）