中国のスポーツメディア・新浪体育によると、東京五輪陸上男子100メートルでアジア新記録を樹立した中国の蘇炳添（スー・ビエンティエン）がレース前に行ったジェスチャーについて語った。

蘇は1日の準決勝で9秒83のアジア新記録をマーク。全体トップで決勝に進出したが、決勝では9秒98で6位だった。

蘇は準決勝のレース前にカメラに向かって人差し指と親指で「これくらい」を表すジェスチャーをしていた。試合後、新華社の記者からこの意味について問われた蘇は、「わずかでも成長できればそれでいいんだ」と自分に言い聞かせる意味があったことを明かした。

このジェスチャーは中国のネット上で話題になっており、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でも「蘇炳添のジェスチャーの意味」がホットワードになった。（翻訳・編集/北田）