日中の体操採点問題、両選手の礼儀正しさ、そしてFIGに称賛を―華字メディア

Record China    2021年8月3日(火) 9時20分

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1日、日本華僑報網は、東京五輪体操男子個人総合で金メダルを獲得した橋本大輝への判定をめぐって物議を醸していることについて、国際体操連盟(FIG)の行動を称賛する記事を掲載した。写真は肖若騰。

2021年8月1日、日本華僑報網は、東京五輪体操男子個人総合で金メダルを獲得した橋本大輝への判定をめぐって物議を醸していることについて、騒動の中で「専門的な説明」をした国際体操連盟(FIG)を称賛する記事を掲載した。

記事は、橋本が個人総合で金メダルを獲得したことについて大きな議論が巻き起こり、特に中国の体操ファンや一部専門家から強い不満の声が出たと紹介。主な不満の内容は、あん馬で橋本選手の着地が大きく乱れてラインオーバーしたにもかかわらず、ほぼミスなく終えた中国の肖若騰(シアオ・ルオタン)選手とほぼ同じ点数が出るなど、開催国である日本選手びいきの採点が見られたために肖選手が金メダルを逃す結果になったというものだと伝えた。

その上で、体操競技は専門性が高く、一般の観戦者が見るポイントは「ちゃんと立った立たない、落下したしない」といった明らかなミスの部分で、細かい加点や減点については基本的に理解されていないと指摘。そのため、大まかに見て甲乙つけがたい演技を比較する際に「各個人が自分の基準で、感情的に論じるというのも決して異常なことではない」と理解を示した。

一方で、一般観衆の主観的な感情論が飛び交う中で専門家による専門的なしっかりとした説明がなされれば、感情的な色彩は大きく低減させることができるとし、今回騒動の中でFIGが橋本選手と肖選手それぞれの得点の根拠を示し、特に問題とされた部分について細かく専門的な解説を負っこなったことを評価。「エキスパートによる専門的な仕事であり、他のスポーツ組織がお手本にする行動である」としている。

記事はまた、両選手のアスリートとしての品位、礼儀についても「最終結果が出る前に、二人とも他の選手に対してリスペクトを示し合っていた」と賛辞を送った。そして「場外の人間はもっと理性的に発言をし、アスリートや審判の苦労に対してリスペクトを示すべきだ」と結んだ。(翻訳・編集/川尻

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