Record China 2021年7月21日(水) 9時20分
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19日、日本華僑報は、東京五輪の開幕が迫る中で新型コロナの感染が再び急拡大している日本が抱える三つの憂慮について論じた記事を掲載した。写真は新橋。
2021年7月19日、日本華僑報は、東京五輪の開幕が迫る中で新型コロナの感染が再び急拡大している日本が抱える三つの憂慮について論じた記事を掲載した。
記事は、東京を中心に新型コロナの新規感染者が再び急増し、現地の医療体系への負担が懸念される中、各国の五輪代表団が続々と東京にやってきていることで、東京の感染拡大が制御不能になることをますます多くの市民が憂慮していると紹介した上で、東京や日本が抱えている三つの憂慮を挙げた。
まずは、五輪参加選手の感染対策に対する憂慮だ。これまでにすでに選手村で陽性の検査結果が出る事例が発生しているほか、大阪府ではウガンダ代表団の選手が宿舎から失踪したと紹介。これらの事例は、国際五輪委員会や大会組織委員会が発信してきた「安全安心」に何の根拠もないことを露呈するものだとしている。
次に、日本全体の感染対策に対する憂慮を挙げ、感染状況の悪化が東京五輪・パラリンピックに与える負の影響は避けられないと指摘。東京では17日までに4日連続で新規感染者が1000人を超え、17日には神奈川県でもおよそ半年ぶりに500人を突破、沖縄県でも病床の逼迫(ひっぱく)する状況が続いているとした上で、「最も人々が懸念しているのは日本政府の対応であり、現状で日本政府は感染抑止に向けた真っ当なプランを一つも出せていない」と伝えた。
さらに、無観客、声援なしの会場、選手の宿舎や試合会場における全閉鎖管理など異例ずくめの大会運営で、いつどのような問題が発生するかが分からないこと、そして大会運営上設けたルールの持続可能性、実施可能性に対し国内外メディアから疑問の声が出続けている点を三つめの憂慮として挙げた。(翻訳・編集/川尻)
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