世界の自動車メーカーが中国の若者に合わせようと競い合う―中国メディア

Record China    2021年7月21日(水) 5時20分

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中国紙・環球時報(電子版)は14日、「世界の自動車メーカーが中国の若者に合わせようと競い合っている」とする記事を掲載した。写真は中国の自動車教習所。

中国紙・環球時報(電子版)は14日、「世界の自動車メーカーが中国の若者に合わせようと競い合っている」とする記事を掲載した。

環球時報は、米ブルームバーグの「中国の若者が明日の電気自動車(EV)デザインを動かす」とする記事を要約して次のように伝えている。

ミレニアル世代とZ世代は、世界最大の自動車市場(中国)でますます重要な役割を果たしている。中国では昨年12月時点で18~24歳の運転免許証保有者は約4000万人に上るが、その76%が車を所有しておらず、中国の乗用車市場における新興勢力だ。

中国には、子どもが成長した後でも緊密な家族の絆を築く伝統がある。若い未来の自動車購入者は、自身および両親の収入に基づいて、より多くの予算でより高級な車を購入する傾向がある。こうした世代の中国人は国産車を購入するのをためらわないことに、米EV大手テスラや他の欧州の伝統的なブランドは気をつける必要がある。インターネットと共に育った世代は、接続性やスマート機能などに魅了されている。

自動車メーカーは対応を始めている。「インテリジェントな現代生活に完全に適合する」と触れ込む電動コンパクトクロスオーバーから、車のバッテリーを介して操作されるポータブルカラオケユニットを搭載したものまで、自動車メーカーが成功するためには、この層にアピールするモデルを持っていなければならない。

EVメーカーが中国で自動車を宣伝する方法も変化している。ショート動画アプリ「抖音(Douyin)」や若い女性に人気の口コミアプリ「小紅書(RED)」が、写真やビデオを共有したり、顧客と直接やり取りしたりするために頻繁に使用されている。

自動車メーカーとディーラーは、「価格戦から技術戦へ、主流に焦点を当てた市場からニッチに焦点を当てた市場へ、ミドル~ローエンドの製品からミドル~ハイエンドの製品へと方向転換しなければならない」と業界関係者は話している。

中国がより多くの人々にEVの購入を奨励しているという観点からは、こうした変化は良いことだ。若い消費者は環境保護をより重視しており、高齢者がスマートフォンを使えるようにするのを助けたように、ガソリン車は過去のものであると上の世代を納得させるだろう。(翻訳・編集/柳川)

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