幼児誘拐を描く映画「失孤」、24年ぶりに息子が見つかる、主演のアンディ・ラウも歓喜

anomado    2021年7月13日(火) 13時50分

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香港の俳優アンディ・ラウが主演し、幼児誘拐を描いた中国映画「失孤」のモデルになった男性の息子が、このほど発見されたことが明らかに。アンディ・ラウも歓喜していると報じられている。

香港の俳優アンディ・ラウ(劉徳華)が主演し、幼児誘拐を描いた中国映画「失孤」のモデルになった男性の息子が、このほど発見されたことが明らかに。アンディ・ラウも歓喜していると報じられている。

2015年公開の「失孤」は、農作業中に幼い息子をさらわれた男性が、中国全土をバイクで駆けて捜し回る15年を追ったストーリー。実話を基に映画化された作品で、山東省在住で現在51歳の郭剛堂(グオ・ガンタン)さんがモデルとなっている。

残念ながらハッピーエンドとはならなかった映画「失孤」だが、郭剛堂さんが捜し続けた息子の郭振(グオ・ジェン)さんがこのほど河南省で見つかり、DNA型鑑定の結果、親子であることが明らかになったと11日、日刊紙・新京報など主だった中国メディアが報じた。郭振さんは1995年生まれの26歳で、2歳7カ月だった97年9月に実家から姿を消していた。

「失孤」のポン・サンユエン(彭三源)監督は12日、中国メディアの取材に応じ、郭振さんは幼児誘拐事件の中でも“不幸中の幸い”のケースで、戸籍を持ち、大学も卒業していたことを明らかにしている。河南省の公安局では同じく12日、郭剛堂さんが間もなく24年ぶりに息子と再会できるとコメントしている。

幼児誘拐の悲劇を世間に広く伝えるため、「失孤」にノーギャラで出演したアンディ・ラウだが、香港電影工作者総会の会長で著名プロデューサーのティン・カイマン(田啓文)氏は12日、アンディ・ラウがこの知らせを聞いて非常に驚き、歓喜していることを、中国メディア・網易(Net Ease)の取材に対して語っている。(Mathilda

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