BTSは良くてPSYは駄目?韓国政府のコロナ防疫指針が物議=ネットには賛否の声「無能」「何が問題?」

Record China    2021年7月13日(火) 13時20分

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12日、韓国・中央日報は「新型コロナウイルス感染が拡大するソウル首都圏で『BTSは良くて江南スタイルは駄目』というとんでもない防疫指針が物議を醸している」と伝えた。資料写真。

2021年7月12日、韓国・中央日報は「新型コロナウイルス感染が拡大するソウル首都圏で『BTSは良くて江南スタイルは駄目』というとんでもない防疫指針が物議を醸している」と伝えた。

記事によると、今月12日からソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)首都圏に「新たな社会的距離の確保4段階」が適用された。私的な集まりは4人まで(午後6時以降は2人まで)、各種行事は禁止(ただし、結婚式・葬儀は親族のみ49人まで許容)、集会(デモ)は1人以外禁止、スポーツ観覧は無観客試合、宗教活動は非対面活動のみ可能、職場は時間をずらしてリモート30%勧告、多重利用施設は午後10時までなどの内容が盛り込まれている。

今回物議を醸しているのは、多重利用施設の防疫規則だという。韓国中央事故収拾本部が提示したこの規則を適用すると、首都圏地域の室内体育施設でエアロビクスやズンバダンス、スピニングなどのグループ運動(GX=Group Exercise)をする際、BGMとしてPSYの「江南スタイル」を流すと違反になるという。理由は曲のテンポが120bpmを超えるため。韓国政府はGXの場合、息が荒くなって飛沫が周囲に飛び散るのを防ぐため、社会的距離の確保3段階から音楽のスピードを100~120bpmに維持するようにしており、この規定にのっとるとBTSの「Butter」(110bpm)は可能となる。フィットネスジムのランニングマシンも、時速6キロ以下であれば規則違反を回避できるという。

これに対し、韓国中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は「音楽、ランニングマシンの速度は関連協会や団体などと協議して作った防疫規則」とした上で、「新たな社会的距離の確保の基本方針は、集まりの禁止を最小化に抑えつつも防疫規則を強化するもの。(感染の危険性が高い)高強度の有酸素運動を最大限減らし、低強度の有酸素運動に転換した」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では「一体こんなこと誰が考えるの?」「小学生が対策を出してもここまでいい加減にはならないだろう」「K-防疫の実態はこんなものだったの?」「これこそ机上の空論」「規則が複雑になればなるほど、人々も困惑する。もっとシンプルにしてほしい」とブーイングが起こっており、「文政府のギャグ?。ウケる」「あまりにも無能の政府」と文政権への非難も容赦ない。

一方で「bpm規制は十分に説得力があると思う」「何が問題なの?。みんな気を付けろということ」「集まり禁止とすればシンプルで分かりやすいけど、ジムなどの運営者のためにいくつか規制を追加したのだろう。じゃなきゃ経営が苦しくなるから」と擁護の声が上がっている。(翻訳・編集/松村)

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