「陳情令」も!?ブロマンス作品の男性主人公2人、なぜ最後には「別れる」のか―中国メディア

anomado    2021年7月9日(金) 21時20分

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中国メディア・人民網系の人民科技は7日、「ブロマンス作品の男性主人公2人、なぜ最後には別れるのか」と題する記事を掲載した。

中国メディア・人民網系の人民科技は7日、「ブロマンス作品の男性主人公2人、なぜ最後には別れるのか」と題する記事を掲載した。

中国では近年、「陳情令」や「山河令」といったブロマンス作品が人気を集めている。記事は「こうしたドラマはいわゆる腐女子と呼ばれる層に非常に好まれる」とした上で、「ドラマの放送中は2人の男性主人公は熱いのだが、ドラマ終了後は疎遠になりやすい」とし、その理由について論じている。

記事はまず、「主人公の2人は共に同じようにファンの女性たちから愛されてはいるものの、実際にはどちらかをひいきにする人がいることは間違いない」と指摘。「それぞれの所属事務所にとっては、ドラマで獲得したファンを自分たちのタレントの方に集めることが重要だ」とし、ブロマンス作品では、カップルファンを自分たちの方へ取り込むことを「提純」(不純物を取り除き、純化・精製すること)という言葉で呼んでいるとした。

そして、「事務所は『提純』のために足の引っ張り合いをするため、多くのブロマンス作品の主人公2人はたとえ当人同士の仲が悪くなくても徐々に疎遠になり、自然と別々の道を歩むことになるのだ」と説明した。

記事はその例として、16年のボーイズドラマ「上瘾(addicted)」のホアン・ジンユー(黄景瑜)とシュイ・ウェイジョウ(許魏洲)、19年の時代劇ドラマ「陳情令」の肖戦(シャオ・ジャン)と王一博(ワン・イーボー)のカップルを挙げ、今ではほぼ共演する可能性がなくなっていると指摘する一方、今年大ヒットした「山河令」のゴン・ジュン(龔俊)とジャン・ジャーハン(張哲瀚)については今のところそうした兆しがなく、「過去の教訓を生かして平和共存の道を選択しているのかもしれない」と論じている。

「山河令」の2人をめぐっては、ドラマ放送終了後のコンサートでジャン・ジャーハンがゴン・ジュンに「将来、君がどんな困難にぶつかっても、兄の助けが必要なときには、私はいつもそこにいるからね」と語りかけ、熱い抱擁を交わしたことがファンの間で大きな話題となった。(翻訳・編集/北田

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