親中的な発言で批判受けたドイツ人女性、「中傷された」と主張しクラウドファンディングで訴訟費用募る―独メディア

Record China    2021年7月8日(木) 19時20分

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7日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、親中的な言論により現地メディアから批判的な報道をされたドイツ人女性が訴訟費用をクラウドファンディングで訴訟費用を募っていると報じた。

2021年7月7日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、親中的な言論により現地メディアから批判的な報道をされたドイツ人女性がクラウドファンディングで訴訟費用を募っていると報じた。

記事によると、「海雯娜」(ハイ・ウエンナ)という中国名を持つキール在住の女子大学生が今年6月に「メディアによる誹謗(ひぼう)にあらがうための支援」を求めるクラウドファンディングアカウントを開設。アカウントの説明文には「私は中国人民の友人であり、この1年余りTwitterで『真実の中国』を伝えてきたが、中国を敵視する人たちから悪意ある攻撃を受けるとともに、ドイツの大手メディアからも目をつけられた」と記されているという。

女性は、独紙ディ・ヴェルトの記者とオンライン対話を行い自身の見解を伝えたところ、同紙が6月15日付の報道で女性を「中国政府のプロパガンダ人物」「ドイツ社会にとっての脅威」として扱ったとし、「明らかにドイツの法律やメディアのルールに反している。言論弾圧の一例だ」と主張しているという。

女性によれば、オンライン対話の中で「西側メディアは中国に関するウソの情報を流していると批判するとともに、記者のレベルが低いことを非難した」とのことで、「ディベートは私たちの明らかな勝利だった」という。一方で同紙の記者は「議論のムードは険悪で、女性の交際相手である中国人男性が大声を出して記者に謝罪を要求した」と報じたとのことだ。

記事は同紙の報道について女性が「私のネット上での印象、今後の就職の機会、社会における信用は間違いなく損なわれ、人生を台無しにされた」と訴えており、これに中国政府系メディアの環球時報もSNS上に「ドイツの女性が中国に対するネガティブキャンペーンを批判したところ、西側の悪しき勢力により無残にも絞殺された」などとコメントしたことを伝えている。

その上で、女性のクラウドファンディングアカウントにはすでに160人余りから6700ユーロ(約86万円)を超える資金が集まっていると紹介。支援者の大多数は中国系の人物または匿名の人物だと伝えるとともに、女性が「クラウドファンディングは私個人のためではなく、不誠実な記者によって圧力や誹謗を受けたすべての人のためだ」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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