日本では韓国産キムチが人気なのに、中国産キムチを諦められない韓国人=韓国ネット「おかしい」「変化が必要」

Record China    2021年7月8日(木) 11時30分

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7日、韓国メディア・韓国経済は「中国産キムチを食べる韓国…韓国産キムチを買い求める日本」と題する記事を掲載した。資料写真。

2021年7月7日、韓国メディア・韓国経済は「中国産キムチを食べる韓国…韓国産キムチを買い求める日本」と題する記事を掲載した。

記事によると、韓国では最近、中国で裸の男性が泥水のように濁った塩水で白菜を漬ける様子が映った映像が公開され、それ以降「中国産キムチ」に対する恐怖心が高まっている。ところが韓国関税庁の輸出入貿易統計によると、今年5月の中国産キムチの輸入量は2万1147トンで、6カ月間(今年1~6月)の韓国産キムチの輸出量(2万2100トン)とほぼ同じ水準だった。

記事は「こうした背景にあるのは、安価な中国産キムチを諦められない飲食店の事情だ」と指摘している。韓国外食産業研究院が今年4月20日から30日にかけて、韓国の飲食店1000店を対象に「外食企業の中国産キムチ問題による影響実態調査」を実施したところ、中国産キムチ問題が起きる前後の輸入キムチの購入割合は47.1%から43.1%と、4.0%減にとどまった。また「輸入キムチを国産キムチに代える意向はあるか」という質問に対しても67.9%が「ない」と答えており、そのうち53.2%が理由として「国産キムチの単価の高さ」を挙げたという。

その一方で、韓国産キムチは品質競争力を武器に海外での反応が上々で、特に日本で人気があるという。韓国農林畜産食品部によると、今年1~6月のキムチ類の輸出額は8680万ドル(約96億円)を記録。昨年同期の7230万ドル(約80億円)に比べて20.1%増加した。中でも日本は最も多い4480万ドル(約50億円、昨年同期比24.4%増)で、全体輸出額の半分を超えている。これは、新型コロナウイルス拡散の影響により健康食品の需要が増えたためとみられている。

記事は「韓国人は安価な中国産キムチを食べ、良いキムチは日本など海外に出ている」と指摘。専門家は「こうした状況を変えるため、国産キムチ認証制度を拡大し、白菜など原材料の価格が暴騰した際に政府が国産キムチ使用店にインセンティブ(奨励金)を与えるという案を検討するべき」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では「韓国人が韓国産キムチ食べられないなんておかしい話」「だから中国に『キムチの元祖は中国』と言われてしまう」「日本人は高くても衛生的な韓国産キムチを好むのに、韓国の飲食店では非衛生的かもしれない中国産キムチが客のテーブルに並べられる」「以前テレビで見たけど、同じく中国からキムチを輸入してる日米は職員が現地をチェックしに行っていた。韓国はその点が適当。安いキムチを探す輸入業者が問題」「飲食店は目の前の利益を追求する前に、自分たちでキムチを漬けるなどした方がいい」などの声が上がっている。

また「日本(の飲食店)ではキムチはお金を払って食べるもの。韓国も今後、変化が必要だと思う」「キムチを有料サービスにしたら、その質も上がるのではないか」と提案する声や、「中国産キムチの輸入を禁止して」「中国産キムチを出してる飲食店の情報をネットで共有して行かないようにするのがいい」「中国産キムチの不買運動をしよう」と訴える声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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