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2007年6月11日、広東省のある村で、荒れ果てた養殖池で1匹の怪魚が見つかった。「サメだ」「蛇だ」と騒ぎになり、専門家が鑑定にのりだした。果たして結果は?
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2007年6月11日、広東省梅水市三角鎮三角村で、不気味な魚が見つかったという。
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捕まえたのは、この村に住む楊さん。何年間も誰も管理していない養魚池でエビを捕まえようと網を張った楊さんは、排水溝のそばで何かが跳ねる水音を聞いた。近づいてみたところ、大きな魚影が見えたので、持っていた網で捕まえたという。***
捕まえられた魚は、体長約1m、体重9kgの大きさでアヒルのようなくちばしがあり、胴体は長く蛇のようなウロコがある。噂を聞いて集まった村人たちは、口々に「蛇だ」「いや、サメだ」と大騒ぎ。
梅水市水産研究所の専門家が現地を訪れ鑑定したところ、問題の「魚」は古代魚のスポッテッドガーではないかとのこと。アメリカ南部の川で主に生息する熱帯魚で、中国では自然に生息しないため、誰かが以前海外から輸入したスポッテッドガーを養魚池に放したのではないかという。
水産研究所では、もしこの魚が正式にスポッテッドガーと判明した場合は、楊さんから買い取って研究したいと話している。(翻訳・編集/本郷智子)
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