「世界の笑いもの」となっている韓国の”シャットダウン制”、ネットには賛否の声「恥ずかしい」「でも必要」

Record China    2021年7月7日(水) 21時20分

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6日、韓国・ヘラルド経済は、ゲーム産業に対する韓国政府の規制が「世界の笑いものになっている」と伝えた。資料写真。

2021年7月6日、韓国・ヘラルド経済は、ゲーム産業に対する韓国政府の規制が「世界の笑いものになっている」と伝えた。

記事によると、世界の子どもたちの間で人気となっているゲーム「Minecraft(マインクラフト)」が、韓国では「成人用」に指定されている。

マイクロソフトは最近、マインクラフトのウェブページ上に「韓国にいるプレイヤーの場合、Java版Minecraft Java Editionを購入し、利用するためには満19歳以上でなければならない」という内容を掲載。2014年にマインクラフト開発会社Mojang Studiosを買収したマイクロソフトは、同ゲーム初となるJava版Minecraft Java Editionのセキュリティ問題を解決するため、今年初めから総合版Bedrock Editionとアカウント統合に乗り出した。その際、午前0時から午前6時までは特定年齢層の利用を遮断する「韓国用サーバー」を別途構築することが難しいため、大人だけがアカウントを作れるよう方針を変えたという。

これは英語圏のウェブサイトredditでも話題になり、「韓国は実名を確認してゲームコンテンツを検閲するなど、利用に制限を置くことにアグレッシブ」「ビデオゲームに対する認識が時代に逆行している」「関連省庁が存在理由を立証するために、必要のない規制を作っているようだ」などの指摘があったという。

今月2日には、韓国大統領府の国民請願掲示板に「成人向けのゲーム化を阻止してほしい」という請願が寄せられた。4日間で7万人以上の同意を得ており、改善を求める声が高まっているという。

「シャットダウン制」と呼ばれる韓国の「青少年保護法第26条」は、満16歳未満の青少年が午前0~6時にインターネットゲームに接続できないようにする内容が含まれている。11年に韓国女性家族部が青少年の適切な睡眠時間の確保やゲーム中毒防止などを理由に、世界で初めて導入した。しかし、親のIDやマイナンバーを利用したり、海外のアカウントを通じてコンテンツをダウンロードする迂回方法が指摘され、実効性や権利侵害をめぐる議論が後を絶たないという。

韓国のネット上には「世界の恥さらし」「女性家族部を廃止すべき」「女性家族部のせいで世界の笑いものになった」「ゲーム会社らが韓国にしかない規制のせいで悩んでいるということが恥ずかしい」「ゲームが一つの職業となる時代なのに、勉強ばかり強調する風潮が残念。夜にゲームばかりする青少年たちも問題だけど、それをチェックできない親も問題」などの声が上がっている。

一方で「外国と違い韓国では、夜遅くまでゲームをする子どもが社会問題になるくらい多い。だから規制は必要」「それでもやっぱり青少年が寝るべき時間にゲームするのは望ましいことじゃない」「息子がやりたがっていたけど、やらせていない。小学生のときの人格形成は重要だから」など規制に賛成する声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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