Record China 2021年7月4日(日) 6時40分
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2日、北京日報は、国際原子力機関が東京電力福島第一原発の汚染処理水に関するワーキンググループに中国の専門家を招待したと報じた。写真は福島第一原発。
2021年7月2日、北京日報は、国際原子力機関(IAEA)が東京電力福島第一原発の汚染処理水に関するワーキンググループに中国の専門家を招待したと報じた。
記事は、中国外交部の汪文斌(ワン・ウエンビン)報道官が2日の定例記者会見で記者より「IAEAが先日韓国の専門家に書簡を出し、IAEAの設立する日本の放射能汚染処理水の処置問題に関する技術ワーキンググループに招待したと報じられた。ワーキンググループ内には中国の専門家も含まれるとの情報があるが、これは事実か」との質問を受けたと伝えた。
そして、汪報道官が「中国や韓国などの利害関係者による再三の呼びかけにより、IAEAでは現在福島の汚染処理水処置問題に関する技術ワーキンググループ設置準備を進めている」とした上で、IAEAのグロッシー事務局長から先日中国の専門家の参加を要請する書簡が送られたことを明らかにし、「わが国は全力でワーキンググループのこれからの作業を支援する。IAEAが利害関係者の意見を十分にヒアリングし、ワーキンググループがしかるべき役割を発揮して、汚染処理水処置に対する事前、進行中、事後の技術評価や監督を実現することを望む」とコメントしたことを紹介している。
汪報道官はまた、同原発の汚染処理水問題は日本一国の問題ではないとし、中国政府として日本政府がIAEAに対して一切の必要な協力を行い、ワーキンググループの作業がつつがなく進む状況を確保することを「強く求める」と発言。「周辺国を含む各利害関係者や国際機関と協議し、コンセンサスを得る前に、日本は勝手に汚染処理水の海洋放出を始めてはならない」と述べた。(翻訳・編集/川尻)
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