クーラーがない学生宿舎、学校が「氷」支給=中国ネット「動物と同じ扱い」

Record China    2021年7月2日(金) 22時40分

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30日、米華字メディア・多維新聞は、最高気温が40度近い河北省邯鄲市の大学宿舎にエアコンが取り付けられず、学校が氷塊を支給する措置を取っていると報じた。

2021年6月30日、米華字メディア・多維新聞は、最高気温が40度近い河北省邯鄲市の大学宿舎にエアコンが取り付けられず、学校が氷塊を支給する措置を取っていると報じた。

記事は、同市にある邯鄲学院で27日、1個50キロの氷塊1000個、計50トン分が運び込まれ、宿舎に住む多くの学生が氷塊を砕いて持ち帰ったと紹介。ネット上に掲載された動画では、宿舎前で作業員がトラックから氷塊を下ろす作業を、おぼんやおけ、収納ケースなどを持参した学生らが見守る様子が映っていたと伝えた。

ある学生によれば、先週は最高気温が39度にまで上昇した日があり、6人部屋の宿舎には扇風機があるものの暑くて熟睡できず、目を覚ましては階段に座って熱を冷ますの繰り返しだったという。学校による氷塊支給という原始的な措置に学生たちからは「ウチの学校は人情味があると思うけれど、まさかこんなアイデアを出してくるとは……」といった声が聞かれたと記事は伝えている。

また、ある学生は「氷を宿舎に持ち帰ると、気温がいくらか下がった感じはしたけれど、氷がすぐに解けてしまった。学校はお金を無駄遣いしたんじゃないかという気がする」と語り、別の学生も「結局水をかぶるしかない。男子学生はみんなそうやって暑さをしのいでいる」と話したことを紹介した。

記事によれば、同学院の中でも西校区は1970年に建設された古い建物が使われており、電力キャパシティーの問題上、現時点ではエアコンを取り付ける事ができないとのこと。学校側は、暑さをしのぐためにさまざまな措置を講じていることを紹介しつつ、現地の電力当局と掛け合って早い時期にエアコンが取り付けられるようにしたいと説明している。

この件について、中国のネットユーザーは「大量の氷を買うお金があるなら、エアコンを取り付ければいいのに」「動物園の動物の暑さ対策と同じレベルじゃないか」「単にお金の問題ではなくて、建物自体の問題なんだな」「暑すぎて学生たちの脳細胞がダメージを受けてしまいそう」「留学生宿舎はきっとエアコン完備なんだぜ」「まだ氷を支給してくれるからいいよ。何もしない学校だってあるからね」「2021年になっていまだにエアコンがない学校があるということに驚きだよ」といった感想を残した。(翻訳・編集/川尻

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