日本が輸出規制を強化した後、韓国では特許出願が急増=韓国ネット大喜び「やると決めたらやり遂げる」

Record China    2021年6月30日(水) 12時20分

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28日、韓国・マネートゥデイは「日本による対韓国輸出管理強化措置から2年が過ぎた」とし、「韓国では特許の出願が急増している」と伝えた。資料写真。

2021年6月28日、韓国・マネートゥデイは「日本による対韓国輸出管理強化措置から2年が過ぎた」とし、「韓国では特許の出願が急増している」と伝えた。

日本政府は2019年7月、半導体材料のフッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストの3品目の対韓国輸出規制を強化した。その後、韓国ではフッ化水素の国産化や輸入先の多角化が進み、日本からの輸入額が2年間で86%も激減。フッ化ポリイミドやフォトレジストも積極的に国産化が進められているという。

また、記事は「素材・部品・装備産業育成のための研究開発(R&D)への投資も成果を見せている」と伝えている。韓国政府は19年8月に同産業の競争力を強化するべく対策を立て、2485億ウォン(約242億4680万円)のR&D予算を投入。韓国産業通商資源部の調べでは、R&D事業を推進してから1年半で271件の特許が出願されたという。記事は「日本の輸出規制がかえって韓国の素材・部品・装備分野のR&D努力を促進した」としている。

韓国政府は今後、22年までに素材・部品・装備関連の次世代戦略技術に7兆ウォンを投資し、グローバル企業100社を育成する計画。また、世界最高の技術力を保有するグローバル企業と共同でR&Dを推進し、1兆ウォン規模の小口ファンドを作って投資することも明らかにしているという。

これを受け、韓国のネット上では「韓国政府の対応はよかった」「日本に堂々と立ち向かった政府。そして素材・部品・装備関連企業も本当にすごい」「やると決めたらやり遂げる企業精神。本当に心がスカッとする知らせ」「まだ日本の方が強いけど、韓国企業が勇敢に立ち向かう力を育てたのはすごいこと」など政府や企業の努力に対し拍手が送られている。

一方で「フッ化水素を除いてはまだまだ道のりは長い」「日本との貿易バランスはひどい。政治や外交面を考慮したら、さらに素材・部品・装備分野の独立を図り、日本への依存度を減らす必要がある」と指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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