8地域で最低賃金が引き上げ、上海は2590元で全国トップ―中国

人民網日本語版    2021年6月28日(月) 7時30分

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中国の8地域で最低賃金が引き上げられた。写真は新聞配達員。

上海市人的資源・社会保障局は23日、2021年7月1日より最低賃金基準を調整して、1カ月あたりの最低賃金を2480元から110元(約1870円)引き上げて2590元(約4万4000円)とし、最低時給も22元から23元に引き上げることを明らかにした。

整理してわかったことは、今年に入ってから、上海市、北京市、天津市、江西省、黒竜江省、陝西省、新疆ウイグル自治区、チベット自治区の少なくとも8地域が最低賃金基準を引き上げ調整したことだ。現在のところ、上海市、北京市、広東省、天津市、江蘇省、浙江省が最低賃金基準の上位グループで、いずれも2000元(約3万4000円)を超える。このうち上海が2590元でトップだ。

月最低賃金基準はフルタイムの労働者に適用されるもので、労働者が法律で定められた勤務時間内に、または法律に基づいて契約した労働契約に定められた勤務時間内に、通常の労働を提供した場合には、雇用機関が支払う1カ月あたりの賃金はこの基準を下回ってはならない。

同局は、「上海の月最低賃金には労働者個人が法律に基づいて納める社会保険料と住宅積立金は含まれておらず、これは雇用機関が労働者に代わって納入する。労働者が勤務時間を延長した場合の残業代、夜勤の手当、夏の高温手当、有毒・有害の特殊な労働環境での労働に対する手当、及び食事手当、通勤手当、住宅手当なども、月最低賃金には含まれておらず、雇用機関が別途支給する」と指摘した。

「最低賃金規定」に基づき、最低賃金基準は2年に1回以上調整され、1カ月あたりの最低賃金の基準が決定・調整される。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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