韓国ドラマ、中国ドラマの人気ジャンル「仙侠劇」に寄せてきた?中国のネットで批判の声

anomado    2021年6月22日(火) 20時50分

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最新の韓国ドラマ「ホンチョンギ(紅天機)」からこのほど公開された予告編について、中国のネットユーザーからは、中国の「仙侠劇」そのものだと批判の声が上がっている。

最新の韓国ドラマ「ホンチョンギ(紅天機)」からこのほど公開された予告編について、中国のネットユーザーからは、中国の「仙侠劇」そのものだと批判の声が上がっている。

女優キム・ユジョン、俳優アン・ヒョソプが主演の「ホンチョンギ」は、女性画師と天象を読む観象師が主人公で、ファンタジー要素を加えた時代劇ドラマ。このほど予告編が公開されたが、その衣装や小道具、さらにはCGに至るまで、最近は中華圏を超えてアジアでも人気の「仙侠劇」にそっくりだったことから、中国のネット上では批判の声が上がっている。

中国ドラマの人気ジャンルの一つ、「仙侠劇」とは仙術が見られる作品で、仙力を持つ道士や神仙が登場したり、修行で内なるパワー“内力”を蓄えたヒーローが活躍するなど、独特の神秘的な魅力も加わったファンタジー時代劇。中国古来からの道教の思想や哲学も、作品に色濃く反映されている。

「ホンチョンギ」については、中国の唐朝や明朝の装束にやや手を加えてアレンジしたような衣装が多く見られ、北宋を舞台にした中国時代劇ドラマ「清平楽」や、ファンタジー時代劇「瑠璃」にそっくりだとの声が。また、主演のキム・ユジョンがSNSで公開した扇子は水墨画で描かれ、韓国の伝統の品と大きく異なることも目を引き、CGシーンの一部が「夢幻の桃花~三生三世枕上書~」に激似だと指摘する声もある。

さらに中国のネットユーザーを怒らせているのが、「仙侠劇」はじめファンタジー作品によく見られる、「法器」「仙器」「神器」などと呼ばれる仙人のアイテムが「ホンチョンギ」にも登場していることで、「中国ドラマにしか見えない」「中国ドラマに似て非なるもの」と反発するコメントが多く見られる。

なお、「ホンチョンギ」の以前には同じく韓国ドラマ「月が浮かぶ川」も、中国ドラマ「楚喬伝(そきょうでん)~いばらに咲く花~」などを連想させると批判を浴びたばかり。アジアで注目の人気ジャンルとなった「仙侠劇」だが、類似作品が続くことで、「また韓国発祥と言い出すのではないか?」と危惧するネットユーザーの声も多い。(Mathilda

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