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2007年6月11日、江蘇省徐州市に住む80歳の老人と鳥との心温まる「鳥の恩返し」物語が紹介された。けがを治してもらったお礼にかわいいヒナを見せてくれたのだ。
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2007年6月11日付の人民日報で、江蘇省徐州市に住む80歳の老人と鳥との心温まる話が紹介された。老人宅の軒下に巣を作り、ヒナを育てている美しい鳥との出会いは3年前にさかのぼる。
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老人は畑で一羽のきれいな鳥を見つけた。脚と羽にけがを負い、飛べない様子。老人は自宅に連れ帰って傷に薬を塗り、包帯で巻いてやった。その後、毎日エサを与えて介抱した甲斐あって、3週間ほどで元気を取り戻した。この頃には老人に慣れ、肩に止まったり、お腹が空けばエサをねだったりするようになっていた。羽がきれいなので、老人は「べっぴん鳥」と名づけてかわいがった。ある日、元気になった「べっぴん鳥」は空高く飛んで行ってしまった。***
しばらくたったある日のこと。老人は玄関先でピヨピヨとかわいい小鳥の声を聞いた。見ると門の辺りで、4羽の鳥のヒナがえさをくれと鳴いている。そこへ虫をくわえて帰ってきたのが「べっぴん鳥」とそのお婿さん、なんと老人の家に舞い戻って、ヒナを生み育てていたのだ。老人は娘が孫を連れて里帰りしてくれたかのように喜んだ。
それから3年、べっぴん鳥一家は毎年、老人の家で子育てをする。今年は老人が用意したかごに巣を作り、6羽のヒナを育てているそうだ。(翻訳・編集/WF)
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