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ブロマンス人気で異変!?男性スターはなぜ「妻」と呼ばれるようになったのか―中国メディア

anomado    2021年6月7日(月) 14時20分

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中国では最近、ファンが男性スターを「妻」と呼ぶケースが増えている。この現象は中国語で「泥塑」と呼ばれている。

中国では最近、ファンが男性スターを「妻」と呼ぶケースが増えている。この現象は中国語で「泥塑」と呼ばれている。夫婦間で使われる「妻」という言葉がなぜ男性スターに用いられるようになったのか。中国のニュースサイト・観察者網に2日付で掲載された論評記事「男性スターはなぜ国民の妻になったのか」は、その理由を以下のように説明している。

■「泥塑」とは何か

アイドルファンの間では、男性スターを「妻」と呼ぶ行為を「泥塑」または「逆蘇」と呼ぶ。スターの性別を逆転させ、男性なら「姉妹」や「妻」などと表現し、女性なら「兄貴」や「夫」などと呼ぶ。「泥塑」の対義語は「整粛」(または正蘇)だ。彼らは実際の性別通りに、男性スターを「兄」や「夫」、女性スターを「姉」や「妻」などと呼ぶ。

男性スターを「妻」と呼ぶ現象は近年見られるようになり、昨年のオーディション番組「明日之子」でグランプリに輝いた趙珂(ジャオ・カー)もファンから「妻」と呼ばれた。ただ、一般的に知られている「ママファン」(母親的な視点で見るファン)や「彼女ファン」(彼女的な視点で見るファン)に比べて、「夫ファン」(夫的な視点で見るファン)特に女性ファンが男性スターを「妻」と呼ぶことは、まだ広く認知されていない。

しかし、最近ではこうした現象が次第に高まりを見せている。特にブロマンスドラマの「山河令」が人気になったことで、「妻」との呼称はそのスターが人気を集めているかどうかを判断する基準にまでなった。

三次元の世界では「泥塑」は比較的新しい現象だが、二次元の世界ではもはや目新しいことではなくなっており、キャラクターをアレンジして描くいわゆる「絵師」たちはこの再創作を通じて元のキャラクターに新たな位置づけを与えている。

例えばゲーム「スーパーマリオブラザーズ」。悪役であるクッパはもともと巨大なとげの甲羅を持つ怪物だったが、ある同人漫画でクッパが女性化され、カラフルな「お姫様」に変身すると注目を集めた。そして、この「クッパ姫」はたちまち同人創作の人気題材となった。

性別の逆転ということは双方向であるはずで、男性は女性に、女性は男性に転換される。しかし興味深いのは、男性スターを「妻」とする設定の方が、女性スターを「夫」とする設定よりもはるかに数が多いことだ。

例えば「山河令」の主人公の一人であるジャン・ジャーハン(張哲瀚)。もう一人の主人公ゴン・ジュン(龔俊)に関するコメントでは「ウーウー(泣き声を表す)」の数が多く、次いで「夫」「妻」となった。一方、ジャン・ジャーハンに関するコメントは「妻」が一人勝ち状態だった。

■彼らはなぜ「泥塑」を好むのか

男性スターが「妻」と呼ばれるのは、顔や性格が大きい。一部の男性スターの顔のラインは緩やかで、目が大きく、あごはシャープ。伝統的に「美女」とされる特徴と一致している。さらに、メークやフィルターが施されるため、性別が逆転しているかのような感覚を与えることは確かだ。

スターが演じる役柄もファンの見方に影響を与える。映画やテレビドラマでか弱い役を演じると、ファンのインスピレーションをさらにかき立てる。この点は、最近人気のブロマンスドラマで特に顕著だ。

「鎮魂」や「陳情令」はいずれもブロマンスドラマだが、ファンがバイ・ユー白宇)やワン・イーボー(王一博)を「妻」と呼ぶことは少ない。その理由は、この2つのドラマの男性主人公がより攻撃的であるのに対し、「山河令」の2人の男性主人公はいずれも穏やかで美しい一面を見せていることにある。

特にジャン・ジョーハンが演じた周子舒がそうだ。ある意味では、ジャン・ジャーハンに関するコメントで「妻」という言葉が目立ったのは、周子舒という役柄と無関係ではない。

同時に、「CP(カップル)マーケティング」もこの現象を後押ししている。カップルである以上、両者の間には必然的に能動的か受動的かの役割の位置づけが生まれる。ファンたちはその関係の中で相対的に弱い側を「妻」と呼ぶようになった。そのため、男性だけでなく女性のスターについても女性ファンは「妻」と呼ぶ。それは、ある種の「保護欲」(守ってあげたいという気持ち)の表れではないだろうか。

また、時には屈強なイメージの男性俳優にも「妻」という呼称が用いられるが、それがまた「ギャップ萌え」を生んでいる。

■「泥塑」はステレオタイプへの挑戦か?

「泥塑」ブームはますます高まっているが、外部では依然として多くの議論があり、同じアイドルファンであっても「泥塑ファン」を理解できない人たちも多い。「泥塑ファン」に対する最大の疑問は、「男性なのになぜ女性と呼ばなければならないのか」ということである。

これに対して、「泥塑ファン」は「泥塑」は性別のステレオタイプに対する宣戦布告であり、伝統的な男性と女性の美に対する逆転であると考えている。反対する人は「泥塑」そのものではなく、男性に対する「矮小化、弱体化」に反対しており、彼らの目にはいわゆる女性的な気質が男性的な気質よりも低いと映っていると主張する。

これまで、多くの女性スターがある種の男性的な性格をオープンにしてきたが、多くの人はこれを問題だとは思わなかった。なぜなら、個別の女性が男性的な気質を備えていることはプラスであると一般的に認知されているからだ。

フランスの哲学者シモーヌ・ド・ボーヴォワールは「第二の性」の中で、女性が「女性らしく」になるのは、後天的な性別社会による結果だとした。つまり、男女には生理的な違いはあるが、性格的には明確な違いはないということだ。「泥塑ファン」から見れば、「妻」や「妹」などの呼称は自らがかわいがっていることの表現であり、スターへの感情をより正確に表現することができるのである。

さまざまな議論はあるが、「妻」と呼ばれるかどうかは現在、人気が出るか出ないかの瀬戸際にいる男性スターにとっては重要な問題になっている。未来のエンタメ市場では、ますます多くの「妻」が現れるだろう。(翻訳・編集/北田

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