人民網日本語版 2021年6月2日(水) 14時50分
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植物由来の原料で作った植物肉が飲食業に旋風を巻き起こしたのに続き、植物から作った植物性ミルクもファストフード界に旋風を巻き起こしている。
植物由来の原料で作った植物肉が飲食業に旋風を巻き起こしたのに続き、植物から作った植物性ミルクもファストフード界に旋風を巻き起こしている。5月26日、マクドナルド傘下のカフェブランド「マックカフェ」は植物性ミルクブランドのオータリーと提携し、オーツ麦で作られたオートミルクを使用したシリーズ商品を打ち出すと発表した。ケンタッキーも植物系飲料「アイスオートミルクラテ」を5月24日から販売している。北京日報アプリが伝えた。
現在、中国には1700店余りのマックカフェがあり、消費者は2元(約34円)プラスすれば、ミルク入り飲料のミルクを「オートミルク」に変更することができる。このほかマスクメロンフレーバーのオートミルクラテ、イチゴ入りオーツ麦クッキーも期間限定で発売し、多様なフードと飲み物を提供するとしている。
もう1つのファストフードチェーン大手のケンタッキーも植物性ミルク分野での展開を図っている。ケンタッキーの説明によると、オータリーブランドと提携して打ち出した新商品のアイスオートミルクラテは、ピュアオーツ麦を使用し、コレステロールとトランス脂肪酸を含まず、乳糖不耐症の人も安心して飲めるという。
ファストフード2大大手がほぼ同時に提携の道を選んだスウェーデンのオートミルクブランドのオータリーとは、一体どんなものか。実は昨年、スターバックスがオンラインでオータリーのオートミルク飲料を扱うようになり、Seesaw、MANNER、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)、喜茶などのカフェやティー飲料店もオートミルクコーヒーを通常メニューに加えるようになった。
オートミルクは植物性タンパク質の飲料で、これまでにもあった豆乳、杏仁露(アーモンドジュース)、核桃露(クルミジュース)なども同じく植物性ミルクの仲間に入る。今では、オーツ麦、キヌアなどの穀物で作られた植物性ミルクが市場で新たな人気者になっている。
植物性ミルクはたくさんの消費者の間で人気となり、乳糖不耐症の人やベジタリアンが「ミルク入りコーヒー」を飲むときの新たな選択肢になった。スタバの売り上げデータを見ると、2020年にはオートミルクコーヒーの売り上げが6200万杯に達した。植物肉ブームに続き、植物性ミルクの概念も人々の心に浸透しつつある。
オータリーは先月、米国証券取引委員会(SEC)に株式公開の目論見書を提出し、近く証券コード「OTLY」でナスダックに上場する予定で、時価総額は100億ドル(約1兆970億円)近くに達するとみられる。実現すれば、「植物性ミルクの最初の銘柄」になる。
業界関係者は、「現在、植物性ミルク市場は商品を認知してもらい、消費習慣を育てる段階にある。競争もこれから徐々に激しくなっていくだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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