Record China 2021年5月31日(月) 11時20分
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29日、環球網は、韓国国内にある全ての汚水処理場である成分が検出されたと報じた。資料写真。
2021年5月29日、中国メディアの環球網は「ビックリ!」と題し、韓国国内にある全ての汚水処理場で覚せい剤などの薬物成分が検出されたと報じた。
記事は、韓国食品医薬品安全部が昨年4月から今年4月にかけて、全国にある57の汚水処理場で4度の定期検査を実施したところ、覚せい剤などの薬物や精神系薬物成分であるメタンフェタミンが検出されたとの調査結果が26日、同部によって公表されたと紹介した。
そして、今回結果が発表された調査について、汚水処理場の汚水サンプルを収集して麻薬成分の種類や量を分析した上で、汚水の流量や管轄地域のカバー人口を考慮して当該地域における麻薬の乱用状況を把握するというもので、世界的に行われていると解説。調査の結果、全ての汚水処理場を対象とした1日の平均麻薬使用量が、1000人当たり18ミリグラムだったことが明らかになったと伝えている。
また、この数値について同部が「欧州連合(EU)諸国の平均値の51%で、一部の国と比べると1.5%に過ぎない。数値が非常に低い麻薬成分もある」と説明したのに対し、麻薬が社会で広く流通し、乱用されていることを示す結果だとして韓国社会に衝撃が走ったとした。
記事は、韓国では2015年以降、麻薬事件で毎年1万人以上が検挙されており、流通、取り引きの秘匿性が高まったことで捜査が難しくなっていると紹介。同部が今回の調査結果について「当局による薬物事件のモニタリング、アジト追跡に大きく貢献するだろう。今後、大都市を中心にさらなる追跡調査が行われるはずだ」と述べたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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