Record China 2021年5月30日(日) 19時30分
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27日、韓国・ヘラルド経済は、中国大手スマートフォンメーカーのシャオミが「3年以内にサムスンに勝つ」と宣戦布告したと伝えた。写真はシャオミ武漢本社。
2021年5月27日、韓国・ヘラルド経済は、中国大手スマートフォンメーカーのシャオミ(小米)が「3年以内にサムスンに勝つ」と宣戦布告したと伝えた。
記事によると、シャオミは26日に5カ年計画を発表し、「今後3~5年以内にサムスン電子を追い抜きスマートフォン市場1位に登りつめる」との考えを示した。
同社の副社長でRedmiのゼネラルマネジャーも務めるルー・ウェイビン氏は「シャオミはスマートフォン出荷量で3四半期連続3位になった」とし、「今年4~6月期にはアップルを超えて2位になる」と宣言した。また「早ければ2023年ごろにサムスン電子を超えることができる」との期待も示したという。
市場調査会社カナリスの調査では、今年1~3月期のスマートフォン出荷量は3億4700万台。サムスン電子が7650万台・シェア22%で1位、次いでアップルが5240万台・シェア15%で2位を占めた。3位はシャオミで4900万台・14%で、アップルとの差は僅差だった。昨年同期はアップルがシェア14%、シャオミがシェア11%だったことから、業界では「シャオミの宣言を虚勢とするのは難しい」とみられているという。
記事は「シャオミの最近の成長の勢いは恐ろしい」とし、「米国の貿易制裁によりファーウェイの地位が急激に弱まったことによる反射的利益が、シャオミに返ってきたため」と説明している。 ルー・ウェイビン氏によると、今年1~3月期には、世界2位の市場であるインドをはじめ、ロシア、スペイン、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、クロアチア、リトアニア、マレーシア、ネパール、ミャンマー、コロンビアの12カ国でサムスンやアップルを抜き、販売台数トップについたという。
業界でも「シャオミの躍進が中低価格帯のスマートフォン販売の割合が高まっているサムスン電子の脅威になる」との分析が出ている。特に5Gスマートフォン市場での競争においては「シャオミをはじめ中国に後れを取っている」とされているという。
これを受け、韓国のネット上では「確かに中国スマホは安価ではあるけど、安物買いの銭失い」「中国は内需市場を占めるだけでも海外に進出する必要ないじゃん」「技術を強奪されるならともかく、そんなにすぐにシェアトップに躍り出るのは難しいだろう」などの声が上がっている。
一方で「中国は人口が多いから、愛国心をあおれば可能かもしれない」「韓国は日本に勝つことが好きだけど、問題は中国に押されてきていることに気付いていないこと」「日本が依然として技術強国であるように、大切なのは基礎科学」「中国製品が見向きもされなかった間も、中国は成長し続けた。韓国が日本の家電製品を追いやったように、中国も近いうちに韓国製品を追い出すだろう」と警鐘を鳴らす声も少なくない。(翻訳・編集/松村)
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