安倍首相の「ドイツのような謝罪はしない」発言、歴史正視への誠意欠如の表れ―中国外交部

Record China    2014年5月7日(水) 11時47分

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6日、中国外交部の華春瑩報道官は定例記者会見で、安倍晋三首相がドイツ紙の取材に「日本は歴史問題でドイツのような謝罪はしない」と述べたことについて、「この発言は歴史正視への誠意が欠けていることを示すものだ」と批判した。写真は盧溝橋事件の遺跡。

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2014年5月6日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は定例記者会見で、安倍晋三首相がドイツ紙の取材に「日本は歴史問題でドイツのような謝罪はしない」と述べたことについて、「この発言で日本の指導者の誤った歴史観が改めて明らかにされた。歴史正視への誠意が欠けていることを示すものでもある」と批判した。7日付けで新華網が伝えた。

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華報道官は「日本国内には、日本軍国主義による対外的な侵略と植民統治の歴史を否定・美化し、極東軍事裁判が日本やナチスに対して下した正義の審判を否定しようとたくらむ勢力が常にある」とした上で、「日本の指導者は第2次世界大戦のA級戦犯が祭られた靖国神社に参拝し、隣国との領土問題で挑発を繰り返し、緊張を作り出している」と述べ、歴史問題における日本側の誤った言行が、日本と周辺国の和解や協力の最大の障害になっていると指摘した。

華報道官はまた、「日本政府と指導者が、過去の侵略の歴史を正視し深く反省し、軍国主義との境界を明確にすることが、戦後における日本と隣国との関係再構築と発展の重要な政治的基礎であり、日中国交正常化と4つの政治文書の原則と精神でもある」と指摘。中国は日本に対し、「歴史をかがみとし、未来に向かい、実際の行動で誤りを正し、アジアの隣国と国際社会の信頼を得ることを再度促す」とした上で、「これこそが唯一の正しい活路だ」と述べた。(翻訳・編集/NY)

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