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訪米した韓国元首相、与野党から「国に恥をかかせるのか」と批判浴び謝罪=韓国ネットにも厳しい声

Record China    2021年5月17日(月) 11時20分

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14日、韓国・マネートゥデイは「訪米した韓国の元首相に対し与野党から批判が出ている」と伝えた。資料写真。

2021年5月14日、韓国・マネートゥデイは「訪米した韓国の元首相に対し与野党から批判が出ている」と伝えた。

記事によると、韓国の元首相で「未来統合党」(現・国民の力)元代表の黄教安(ファン・ギョアン)氏はこのほど米国を訪問した。「本格的な政治活動を再開し、大統領選候補としての存在感を高めようという意図がある」とみられているという。

日程の中には、インド太平洋調整官のカート・キャンベル氏との面談もあり、黄氏は米製のワクチン1000万回分を要請した。マーク・ナッパー国務次官補代理にも「ワクチンが韓国に優先的に供給されるようにしてほしい」と求めたという。

黄氏はこのような努力を韓国に伝えるため、今月10日にフェイスブックに「米当局、ワクチン関係者と緊密に努力している。21世紀版『ギブミーチョコレート』、実に悲しいかな」と投稿した。韓国のワクチン受給状況が朝鮮戦争(1950~53年)直後の米国に救援物資を要求した時と似ているという意図だったというが、「首相まで務めた黄氏が米国で自国を卑下したのではないか」と物議を醸したという。

さらに、黄氏は現地時間の今月12日に行われた特派員懇談会で、「国民の力の団長がいるソウルと釜山、済州に1000万人分を優先的に支援し、堅固な米韓同盟を見せてほしいと要請した」と述べた。これについても「国民を二分するのか」との指摘が出たという。

これらの発言を受け、与党はもちろん、野党からも「国に恥をかかせるのか」と批判が続出。すると黄氏は「国民を二分するつもりはまったくない。今回のことで心を痛めた方がいればおわびしたい」とした上で、「焦りからの叫びであることを理解してほしい。ただ大統領府や政府、与党を励ますためにしたことだった」と釈明したという。

韓国のネット上では「これの何が駄目なの?」「無意味なK-防疫(韓国式コロナ防疫)の広報に巨額を投じて、必要なワクチン確保には手をこまねいていた無能な政府よりは100倍マシ」「文大統領の方が恥ずかしい。国民がコロナにかかって死んでいるのに、自分の体裁だけ守ろうとしている気がする」など評価する声が上がっている。

ただ、それ以上に「これでワクチンをもらえたらいいけど、失敗したらただの恥さらし」「年配の政治家はもう表に出ないでほしい。そうすれば政治も国も変わることができる」「黄氏が首相だった時、新型インフルの感染者が72万人以上だったよね?」「こんな人が一時は首相だったなんて恥ずかしい」など厳しい指摘が相次ぎ、あるユーザーからは「彼らにとって今の米国は、朝鮮時代の中国、日本統治時代の日本のような感じなのだろう。つまり、自分たちで何かをする力はなく、何とかして力のある国にへつらうことしかできない」との意見も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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