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南京市のある化学工場の様子。工業化が進む中国は、環境問題について国際社会からの批判をあびることが度々ある。これを受けて、中国政府が改めて自らの立場を表明した。
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2007年6月11日、国際社会の批判を受け、中国政府は気候問題に関する取り組みを明らかにした。国家発展・改革委員会の馬凱(マー・カイ)主任は、中国は決して世界の環境問題に対する脅威とはならない、我々は工業化を促進すると同時に地球温暖化問題についても深い関心を払っている、と力説した。
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こうした政府の立場は、中国国民の幅広い支持を得るものとなった。先週、中国青年報社会調査センターと、騰訊ネットニュースセンターが共同で行った調査では、対象となった4834人中、地球温暖化の影響をはっきり感じている、と回答した人は全体の88.1%にのぼり、さらに全体の84.6%にあたる人が、地球温暖化問題は世界が直面している緊急の問題である、と回答している。
ある回答者は、「我々は他人から言われたからではなく、自ら進んで排気ガス削減に取り組んでいる。中国には、世界の経済と環境を変えることができる大きな力がある」と語った。(翻訳・編集/BA)
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