中国山東省で20日、港に停泊中の貨客船から煙が上がり、消火作業中に爆発する事故が発生した。複数の中国メディアが報じた。

報道によると、19日午後10時ごろ、山東省威海港を出発し、大連市に向かっていた貨客船「中華富強号」の船内の貨物倉から煙が出ているのが見つかり、威海港に帰港した。

その後、乗船客や船員らが避難し、消火活動が行われていたが、20日午前11時40分ごろに船尾部分が突然火を噴いて爆発した。この事故による死傷者はいないといい、当局が詳しい事故原因を調べている。

「中華富強号」は全長185メートル、幅28．6メートル、トン数は3万7000トン。旅客定員は2300人で、主に旅客や自動車などの輸送に使用されている。船室内にはVIP用のオーシャンビュースイートルームのほか、映画館やカラオケなどのレジャー施設も完備されているという。（翻訳・編集/北田）