9年前の反日デモで生活が一変した二つの家族、中国ネット「あれは暴徒のお祭り騒ぎだった」

Record China    2021年4月8日(木) 8時20分

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鳳凰網に6日、中国・西安市で9年前に起きた反日デモでそれまでの生活が一変した二つの家族のその後を伝える記事が掲載され、中国のネットユーザーから多くの反響が寄せられた。

鳳凰網に6日、中国・西安市で9年前に起きた反日デモでそれまでの生活が一変した二つの家族のその後を伝える記事が掲載され、中国のネットユーザーから多くの反響が寄せられた。

記事によると、現在60歳の李建利(リー・ジエンリー)さんは2012年9月、一人の男にU字型ロックを頭に叩きつけられた。李さんは反日デモが繰り広げられた当時、日本車を運転していたといい、その後の9年間はほとんどの時間を妻に付き添われながら病院で過ごしてきた。体を動かしたりすることが不自由になった李さんは病院の中にあるセンターでのリハビリが日課だが、病院への支払いが9年間で158万元(約2600万円)滞るなど一家には経済的負担が重くのしかかる。

一方、李さんに重傷を負わせて懲役10年の判決が下された男の両親はそれまで住んでいた土地を離れた。父親は71歳、母親は66歳で、現住所について具体的なことは明かしておらず、林の手入れと自分たちで食べる程度の野菜を育てて生活を維持しているが「毎月1000元(約1万7000円)強」と約束された給料は「木が売れないから払えない」との理由で最近は受け取れないでいるようだ。肉が食卓に上るのは他の子どもたちがたまに様子を見に来た時だけだという。

この記事にあるネットユーザーは「あれは反日デモではなく、暴徒のお祭り騒ぎでしかない」とコメントしており、他にも「『愛国』を口実に憎しみをあおり、対立を生み出す動きに警戒しよう」「日本車に乗っている人が命の危険にさらされただなんて。これを愛国と呼べるのか」「一人ひとりが振り返ってみるべきだ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷

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