Record China 2021年4月5日(月) 20時50分
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中国のドラマ・映画情報サイトの豆瓣(Douban)の点数とレビューをもとに、2020年の中国ドラマの中から「最も評価が低いドラマ」ランキングをニュースサイトの捜狐網(SOHU)が伝えている。
このランキングは20年に放送・配信された中国ドラマの中から、豆瓣サイトでユーザーから寄せられた評価点と、レビューでの悪評数をベースにしたもの。最悪のドラマに選ばれたのは、10点満点のうちわずか2.5点となった抗日ドラマ「雷霆戦将」だった。
「夢幻の桃花~三生三世枕上書~」のガオ・ウェイグアン(高偉光)やチャン・ユンロン(張雲龍)ら人気俳優を起用した「雷霆戦将」では、抗日活動拠点がなぜかゴージャスな別荘風、男性キャストが髪をワックスで現代風にスタイリングし、戦場でコーヒーを飲んでシガーをくわえるなど、違和感だらけの内容が話題に。共産党機関誌・人民日報から名指しで批判されたのち、放送・配信が打ち切られている。
2位は2.9点の「彼岸花」で、映画「人魚姫」のリン・ユン(林允)、ドラマ「家族の名において」のソン・ウェイロン(宋威龍)が主演の現代ドラマ。「内容も演技も学芸会レベル」「全方向でダメ」などと辛口のレビューが目立っている。
3位は同じく2.9点で、人気のコメディ時代劇を再びリメークした「鹿鼎記」。子役出身の若手演技派チャン・イーシャン(張一山)の主演ドラマだが、大げさな“顔芸”が「見るに堪えない」といった声が。過去、数々の人気俳優が演じてきた主人公・韋小宝の魅力が十分に発揮されていないとの声も多かった。
4位は過去に映画・ドラマとなった「半生縁」をリメークした「情深縁起」で、3.1点だった。第二次大戦の前後を舞台に、姉妹2人の愛憎を描く作品だが、姉を演じた香港の女優カリーナ・ラウ(劉嘉玲)があまりにもミスキャストと話題に。50代で20代の妖艶なダンサーを演じたことが大きな敗因となっている。
このほか、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」に主演した俳優ニエ・ユエン(聶遠)と女優ウー・ジンイエン(呉謹言)による「幸福還会来敲門」が3.3点で5位に登場。「晩媚と影~紅きロマンス~」の女優リー・イートン(李一桐)が俳優チェン・ジエンビン(陈建斌)と年の差カップルを演じた異色の恋愛ドラマ「愛我就别想太多」が同じく3.3点で、6位に登場している。(Mathilda)
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