Record China 2021年3月30日(火) 12時20分
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29日、韓国・スポーツソウルは、先日行われたサッカー日韓戦の「新型コロナウイルス感染対策」について「不十分だった」と指摘した。
2021年3月29日、韓国・スポーツソウルは、先日行われたサッカー日韓戦の「新型コロナウイルス感染対策」について「不十分だった」と指摘した。
25日に横浜で行われたサッカー日韓戦について、記事は「海外派の選手の多数が不在で2軍が出場した韓国の劣勢は十分予想できたため、韓国では『選手たちが元気に帰ってくることが重要だ』として感染対策に関心が寄せられていた」と伝えている。
日本サッカー協会は大韓サッカー協会に「徹底的な感染対策」を確約していたというが、記事は「テレビ中継に映し出された様子から判断すると、Kリーグの指針と比べてひどかった」と指摘。「大型競技場にもかかわらず2階席は空席が目立ち、観客席中央辺りに観客が集中していた。競技場外の案内板には『ソーシャルディスタンスの確保』が明示してあったが、実際にはほとんど守られていなかった」と説明している。
その他にも「中継画面にはマスクをせずに試合を観戦する子どもの姿や、マスクを取って食事をする人の姿も見られた」「声援を禁止するなどの事前案内があったにもかかわらず、所々で規則を破る観客がいた」などと指摘している。
その上で記事は「今回の日韓戦を通じてKリーグ防疫の優秀性が確認できた」とし、「大韓サッカー連盟は昨年、新型コロナによりシーズンが延期されたことを受け、徹底したマニュアルを確立してリーグを運営。さらに人々も積極的に協力したおかげで、昨年Kリーグ2軍で感染者が1人出たことを除けば大きなトラブルはなかった」と伝えている。
これを受け、韓国のネット上では「それぐらいは勝たないとね」「防疫当局の手腕もあるけど、各協会がマニュアルを作成して実行している。褒めるべきところは褒めるべき」とKリーグへの称賛の声が上がっている。また「日本人は日本政府の感染対策をたたく資格などない。まずは本人たちが守らないと」「これじゃ五輪に出場する選手が心配」など日本人の感染対策への意識の低さを指摘する声も。
一方で「サッカーしに行ったわけであって、感染対策対決をしに行ったわけじゃない」「試合に負けた日本の観客らが、観客席を掃除したという記事を読んでいる気分」「競技力もモチベーションもマナーも負けたから、せめてこれぐらいは勝とうというプライドを保つための記事に見える」という厳しい指摘も見られた。(翻訳・編集/松村)
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