「新疆綿」問題がライブコマースにも、ナイキ製品売るMCの女性が罵倒され涙「私だって…」―中国

Record China    2021年3月26日(金) 15時20分

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25日、観察者網は、ウイグル問題により中国国内で不買運動が起きているナイキ商品のライブコマース配信を担当する女性が、配信中にやるせない胸の内を吐露したと報じた。

2021年3月25日、観察者網は、ウイグル問題により中国国内で不買運動が起きているナイキ商品のライブコマース配信を担当する女性が、配信中にやるせない胸の内を吐露したと報じた。

記事は、ウイグル族に対する人権問題を理由に新疆産の綿花の使用中止を発表したH&Mなど海外のファッションブランドについて、中国のECプラットフォームでは続々と製品の販売が中止され、検索結果が表示されなくなったと紹介。その影響はナイキ、アディダス、GAPユニクロなどにも波及しており、中国の著名人やライブコマース配信者らが関連ブランドとの提携中止を続々と発表していると伝えた。

その上で、ある動画サイトで配信されたナイキ製品のライブコマース番組では、放送開始から「商品を棚から降ろせ」「販売を中止しろ」といった批判コメントが後を絶たず、MCの女性に「仕事を代えろ」と求める声まで飛び出したと紹介した。

そして、ネットユーザーから寄せられる非難の嵐にMCの女性がやるせない表情で「私をののしらないでください。今日は何も売りません。それでも私だって仕事をしなければいけないのです」と発言。画面から顔を外すようにして立つと、涙を流したのか鼻をすするような音を立てたと伝えている。

また、アディダス製品のライブコマース番組でもネットユーザーが同様に罵詈(ばり)雑言を連投、その中でMCが一言も発することなくカメラに相対するという気まずい状況が続いたとした。

記事は、ネットユーザーからの心無い攻撃を受けるMCに心を痛め「ボイコットすべきは製品。MCを仕事としているだけなのだから、彼らを攻撃するのは間違っている」と擁護するユーザーも少なからず見られたと伝えた。(翻訳・編集/川尻

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