<韓国船沈没>事故と直接かかわりない教師の間で、うつ病が増加―韓国メディア

Record China    2014年4月30日(水) 21時0分

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29日、韓国・東亜日報(中国語電子版)は、旅客船「セウォル号」の沈没事故が長期化する中、事故と直接的なかかわりのない教師の間で、うつ病の症状を訴える人が増えていると伝えた。写真は中国の事故報道。

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2014年4月29日、韓国・東亜日報(中国語電子版)は、旅客船「セウォル号」の沈没事故が長期化する中、事故と直接的なかかわりのない教師の間で、うつ病の症状を訴える人が増えていると伝えた。

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こうした教師は、事故に遭った学生と同年代の子どもたちを受け持ち、小範囲の教員社会で被害者の話を聞くなどして、うつ病を発症しているという。

先週、ソウルの高校で20数人の女性教師が授業放棄したニュースが世間の関心を集めた。事故で犠牲となった教師と同じ大学に通っていたというある教師は「学生たちと目が合うと、頭の中に事故の場面が浮かび、逃げ出したくなる」と話す。

京畿道の中学校の教頭も「犠牲になった教師と同僚だったり、研修などで一緒だった教師が本校にもいる。職員室でも『テレビをつけないで』『事故のニュースをパソコンの画面に表示したままにしないで』などと訴える教師さえいる。教師たちの感情はとても敏感な状態にある」と話している。

他の職業と違い、教師たちは「自分があの危険な場にいたらどうしたか」と考え、そうした想像に苦しむ傾向にあるようだ。光州の中学校の校長は「教師たちはみな責任感が強く、自らを当時の状況に移入する傾向がある。想像から抜け出せず、中間試験の問題作成すらできない教師もいる。制服姿の学生を見て感情が高ぶり、日常生活に支障をきたす教師さえいる」と話す。

こうした教師たちの心のケアを求める声も教員団体から出ている。だが、沈没事故で犠牲となった檀園高校の教師への対策も手がつけられていないのが現状だ。(翻訳・編集/NY)

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