米国でマッサージ店銃撃事件、アジア系女性ら8人死亡―「非合法サービス」の声を市長否定

Record China    2021年3月21日(日) 9時40分

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米国アトランタ市内で発生したマッサージ店を狙った銃撃事件で、死亡した8人のうち4人は韓国系、2人は中国系の女性だった。「非合法サービスの店では?」との見方が出たが市長は否定した。写真はアトランタ市内。

米国南部のジョージア州アトランタ市内で現地時間16日に発生したマッサージ店を標的にした銃撃事件で、死亡した8人のうち6人までがアジア系の女性だったことが分かった。4人は韓国系、2人は中国系だったとされる。「非合法なサービスを提供していた店だったのでは?」との見方が広がったが、市長は否定した。

中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)によると、現地当局が19日、死者8人と負傷者1人の身元が確定したと発表した。

死者8人のうち韓国系4人の年齢は51歳、63歳、69歳、74歳だった。韓国系以外では、中国の広西チワン族自治区南寧氏で生まれた49歳の女性が死亡した。女性は米国人男性と結婚して米国に移住してマッサージ店を経営していた。CCTVは、残り一人のアジア系死者は「44歳で姓は馮。中国系かどうかは不明」と報じたが、BBCは中国系と伝えた。

アジア系以外では33歳の女性と54歳の男性が死亡した。それ以外にも、30歳の男性が負傷して、病院で治療を受けている。

その他の報道を総合すると、容疑者は21歳の白人男性で、アトランタ市内のマッサージ店を次々に襲撃した。最初の銃撃現場では2人が即死し、2人が病院に運ばれた後に死亡した。2番目の現場では3人が死亡し、3番目の現場では1人が死亡した。警察は、現場から立ち去った容疑者が乗っていた車両を特定し、高速道路で30分の追撃戦を行い容疑者を逮捕したという。

ニュージーランドの華字メディアである新西蘭中文先駆網によると、警察側は容疑者について「性中毒であり、マッサージ店を銃撃したのは、(自分に対する)誘惑を除去しようと考えた」と説明した。その後、襲撃されたマッサージ店は「説明のできないサービスを提供しており、死亡したアジア系女性は非合法な仕事をしていたのではないか」との見方がされている。

これに対しアトランタ市のケイシャ・ボトムス市長は襲撃されたマッサージ店について「いずれも法律違反の前歴はなく、どの店も合法的にビジネスをしていた」と表明した。(翻訳・編集/如月隼人

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