欧州で「ムハンマド」が拡大中?=米サイトの「男性の名前」分布図―中国メディア

Record China    2014年5月3日(土) 2時56分

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28日、米国の掲示板に「男性の名前」の分布図が掲載された。イスラム社会で一般的な「ムハンマド」がブリュッセルとロンドンでもよく見られる名前になっているという。

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2014年4月28日、中国の時事政治専門メディア・観察者によれば、あるネットユーザーが米国の掲示板サイト・レディットに「男性の名前」の分布図を掲載した。世界数十カ国で使われている名前が地図上に示されており、世界各地の文化や共通性、個性が見られるとしている。

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中東などのアラブ社会で一般的とされる「ムハンマド」だが、分布図によれば地域的にはタジキスタンやマレーシアだけでなく東アフリカの多くの国で見られるようになっている。また、移民が拡大するにつれてヨーロッパにまで拡大しており、2008〜2009年にはブリュッセルとロンドンでもよく見られる男性の名前になっているという。

ムハンマドという名前が多く使われていることはイスラムの宗教・文化における重要性を示しているが、同様の事例はロシアで「アレクサンダー」という名前が多いことや、トルコでよく見られる「ユスフ」、東ヨーロッパの「ジョージ」などの名前にも見られる。同じイスラム社会でも、シーア派とスンニ派でも使われる名前には傾向が異なることが地図から明らかになっている。

なお、中国の男性によく見られる名前は「偉(ウェイ)」。古くから男性の名前として使われており、近年人気のコメディドラマ「愛情公寓(ラブ・マンション)」でも「張偉」という名の登場人物がいる。韓国でよく見られる男性の名は「ミンジュン(敏俊)」。こちらも国内外で人気となったドラマ「星から来たあなた」の主人公に使われている。

分布図の作成者は「異なる国・地域の統計データを使い、その時期や基準も異なるので、あまり真面目にとらえないでほしい」とただし書きを添えている。(翻訳・編集/岡田)

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