Record China 2021年3月10日(水) 1時30分
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中国メディアの界面新聞は7日、「フライト中に機長と乗務員が殴り合いをした」という情報が原因で、深セン東海航空が中国版ツイッター・微博で注目を浴びたと報じた。資料写真。
中国メディアの界面新聞は7日、「フライト中に機長と乗務員が殴り合いをした」という情報が原因で、深セン東海航空が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で注目を浴びたと報じた。
記事によると、「先月20日の江蘇省南通から陝西省咸陽に向かう機内で、着陸の50分前に機長と乗務員が殴り合った」という情報がネットで暴露された。その日、ファーストクラスを担当したのは「区域乗務長」という役職に就く男性で、発端は機長がトイレを使った時の対応。自動操縦になった後に機長がトイレに入り、ファーストクラスの客もトイレを使おうとしたため乗務長は座席で待つよう客に勧めたが客はそれを聞き入れず、トイレから出て客が目の前に立っているのを見た機長は「乗務長が職責を果たさず、飛行の安全に影響を与えた」と考えた。その後、2人の間で衝突が起きたという。
深セン東海航空は7日、「会社は厳格な内部精査をただちに実施しており、安全な運航を確保するため関係者をすでに業務停止としました。この件で悪い影響が生じたことを心よりお詫びいたします」とのコメントを出した。
記事は、「関連の法律文書はいずれも機長およびその他の乗務員が飛行中の安全を守るという職責を担う際の権限行使について説明しているが、機内でのかく乱行為の主体が乗務員自身だった場合、どのように管理・処置すべきかは指摘していない」と説明した。
国内航空会社のある機長は「機内でトイレをめぐって不愉快なことが起きるのは珍しいことではない」とし、「乗務長は列に並んでトイレの順番を待つ客からのクレームを恐れ、その不適切な行為あるいは言葉が機長を刺激し、機長も不遜な発言をして衝突が起きたというのが私の理解だ」と話した。
この機長はまた、「事件の発生も双方の出発点の違いからだ。近年、旅客サービスは客室部の最優先事項で、乗務員は客からのクレームを何よりも重要なものとする。一方、飛行の安全は機長にとって最も重要な職責だ」とも指摘したという。(翻訳・編集/野谷)
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