Record China 2014年4月28日(月) 22時3分
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27日、沈没事故を起こした韓国の旅客船・セウォル号を運航させていた清海鎮海運の実質的な所有者である実業家が、事故後初めて自らの立場を明らかにした。写真は中国の関連報道。
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2014年4月26日、朝鮮日報によると、沈没事故を起こした韓国の旅客船・セウォル号を運航させていた清海鎮海運の実質的なオーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン)氏が事故後初めて自らの立場を明らかにした。兪氏は汚職などさまざまな犯罪にかかわっていたことが疑われている。人民日報(電子版)が伝えた。
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兪氏の弁護士は取材に対し、「兪炳彦氏の個人財産が2400億ウォン(約240億円)にも達すると報じられているが、実際には100億ウォン(約10億円)程度であり、兪氏は清海鎮海運及び他の子会社との間にはどのような関係もない」と説明した。また、沈没事故に関しても法的な責任はないとする一方で、事故犠牲者への配慮から、個人資産の全額を義援金として贈る意思があることも明かした。
兪氏は1992年に詐欺罪で懲役4年の判決を受け、収監されたことがある。過去を知る人物は兪氏が以前と何も変わっていないとしており、検察の関係者も「犯罪にかかわる金額が数十倍に拡大しただけで、犯罪の手口はほとんど変わっていない」と指摘している。
兪氏が詐欺罪で懲役刑となった際の裁判記録によると、当時買収した企業の社員の多くが自身の率いる宗教団体・キリスト教福音浸礼会の信者で、教団資産の流用などがあったとされるが、現在もグループ子会社の代表7人すべてが教団信徒で占められている。同教団は異端指定されているという。(翻訳・編集/岡田)
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