文大統領の対日メッセージを韓国野党が批判「慰安婦問題は?」=韓国ネット「情けない」

Record China    2021年3月2日(火) 12時20分

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1日、韓国・ニューシスによると、文在寅大統領の三一節演説をめぐり、韓国野党が「慰安婦問題への言及がなかった」と批判した。写真は文大統領(韓国大統領府Facebookアカウントより)。

2021年3月1日、韓国・ニューシスによると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の三一節(独立運動記念日)演説をめぐり、韓国野党が「慰安婦問題への言及がなかった」と批判した。

記事によると、文大統領は同日、ソウル市内の公園で開かれた「102周年三一節記念式」に出席し演説を行った。演説では日韓関係について「過去に足を引っ張られているわけにはいかない。過去の問題は過去の問題として解決し、未来志向的な発展にさらに力を入れなければならない」とした上で、「韓国政府は常に被害者中心主義の立場で賢い解決策を模索していく。被害者の名誉と尊厳の回復のためにも最善を尽くしたい」と述べたという。

これを受け、野党第1党「国民の力」の金恩慧(キム・ウンヘ)報道官は論評を発表し、「慰安婦被害者への言及がなかった」と指摘。その上で「『日本政府が終わったと言ってはいけない』と主張していたのに、被害者である韓国が先に終わらせようというのか」と批判した。さらに「文政権は慰安婦問題と徴用問題に対し、日本の心からの謝罪と反省が行われたと考えているのか。『過去を直視しなくては未来に進むことができない』という文大統領の(昨年の)三一節演説からわずか1年しか経っていない」とし、「政治的目的のために慰安婦被害者の痛みを無視したいのか、それとも言及するのがきまり悪いのか」と問い掛けた。

また「今日もK-防疫(韓国式の新型コロナウイルス対策)を自画自賛し、唐突に北朝鮮の防疫協力体への参加を促した。不幸な過去さえ現在のために活用する政権は信頼できない」とも述べたという。

これを受け、韓国のネット上には「文大統領はいつも日本の目を気にしてばかり」「こんな人が大統領ということが情けない」など賛同の声が上がっている。

一方で「慰安婦合意をしたのはどこの党だったっけ?(旧与党セヌリ党時代)」「そんな暇があるなら朴槿恵(パク・クネ)前大統領の面会にでも行ったら?」「いつも与党にけんかを売ってばかり」など野党側への批判の声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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