武漢発の新型コロナ不活化ワクチンが販売開始―中国メディア

人民網日本語版    2021年3月2日(火) 8時50分

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中国生物武漢生物製品研究所と中国科学院武漢ウイルス研究所が共同開発した新型コロナウイルス不活化ワクチンが正式に販売された。写真は武漢。

国薬集団中国生物武漢生物製品研究所新型コロナウイルス不活化ワクチン販売並びに中国生物中部産業拠点発足イベントが28日午前、湖北省武漢市で開催された。中国生物武漢生物製品研究所と中国科学院武漢ウイルス研究所が共同開発した新型コロナウイルス不活化ワクチンが正式に販売された。これは中国生物の条件付きで販売が認められた2つ目の新型コロナウイルスワクチンだ。科技日報が伝えた。

新型コロナウイルス感染症が発生した後、中国生物は主導機関として昨年2月1日、科学技術部国家重点研究開発計画「公衆安全リスク対策と緊急対応技術装備」における重点特定プロジェクト「2019-nCoV不活化ワクチン」を立ち上げた。中国生物武漢生物製品研究所と中国科学院武漢ウイルス研究所は速やかに新型コロナウイルス不活化ワクチンの研究開発を開始した。研究チームはウイルス株の選択、ウイルスバンクの構築、抗体の作成及び鑑定、検査方法の確立、配合及び処方の選定、製法の研究といった一連の新型コロナウイルスワクチンの研究開発・生産や品質管理の鍵となる技術の研究開発に取り組んだ。製法技術ロードマップや製品品質の属性を確定し、動物実験と安全性、有効性評価などの活動を展開し完了した。

新型コロナウイルスワクチン研究開発実験室と生産ラインの建設が昨年3月、中国生物武漢生物製品研究所で始まった。100日余りに及ぶ日夜の努力により、敷地面積7260平方メートルで、年間1億本の新型コロナウイルス不活化ワクチン生産能力を持つ研究開発実験室と生産ラインが完成した。同プロジェクトは新型コロナウイルス不活化ワクチンの科学研究と大規模生産に向け、安全かつ信頼できるハードのサポートを提供した。

中国生物武漢生物製品研究所は昨年7月16日より、アラブ首長国連邦など複数の国で「新型コロナウイルス不活化ワクチン3期臨床試験」を展開している。同試験は「国際マルチセンター、ランダム、二重盲検、偽薬同時対照」を採用。3期臨床試験中間データ分析の結果によると、世界保健機関(WHO)の関連技術基準及び国家薬品監督管理局が通達した「新型コロナウイルス予防用ワクチン臨床評価指導原則(試行)」の関連基準を満たしている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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