専門家、「中国の感染状況は年末までにはコロナ前状態に回復の可能性あり」―中国メディア

人民網日本語版    2021年2月26日(金) 16時20分

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中国工程院の張伯礼院士は「コロナ前の生活に戻れる日はそう遠くない。年末には感染対策がいっそう常態化し、コロナ前のレベルまで回復する可能性は非常に高い」との見通しを示した。

中国工程院の張伯礼(ジャン・ボーリー)院士は23日夜、「中国国内ではすでに数日間連続で新規感染者ゼロの状況となっており、新型コロナウイルス感染予防・抑制の全体的な情勢はかなり楽観視して良いと思われる。特に、春が到来して花々が開花する3月になると、この状況はいっそう落ち着きをみせるだろう」との見方を示した。健康時報が伝えた。

張院士は、「総合的に分析すると、今年の感染予防・抑制状況は、好ましい状況で穏やかに推移すると予想されており、世界の感染拡大状況も次第に沈静化し、中国国内ではすでに常態化している」と続けた。さらに、「いわゆる『ターニングポイント』というのは、国内で新規感染者が何日も続けて確認されず、高・中リスク地域でも新規感染者が発生せず、予防抑制措置が常態化し、企業の営業再開や学校の授業再開が秩序立てて実現し、正常な日常生活が次第に回復した時を示している」とした。

一方で、「感染拡大は抑制できているが、まだまだ油断は禁物。コロナ前の生活を懐かしい」との見方を示す人もいる。張院士はこれについて、「コロナ前の生活に戻れる日はそう遠くない。年末には感染対策がいっそう常態化し、コロナ前のレベルまで回復する可能性は非常に高い」との見通しを示した。

ターニングポイントとなる3月はすぐそこだが、予防・抑制措置の対策を緩めることは決してできない。張院士は、「ウイルスと闘っている時期に構築された好ましい制度や習慣を失ってはならない。人と集まる時は少人数に抑え、ソーシャルディスタンスを保ち、まめに手洗いや換気を行うといった好ましい習慣は、今後もずっと続けていく必要がある。さらなる予防・抑制措置は、常態化した水際対策と徹底的な水際対策を結び付けることだ。人から人、あるいは物から人のルートによる外国からのウイルス流入を防ぐことが重点ポイントであり、引き続き入国時の検疫強化や海外からの帰国者を対象とする隔離措置を実施すべきだ」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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