中国紙・環球時報のニュースサイトは24日、「中国人の抜け毛面積を合わせればソウルの10倍」とする韓国紙・中央日報の同日付記事を紹介した。

それによると、中央日報の記事は「2億5000万vs1000万。中国と韓国でそれぞれ抜け毛を心配している人の数だ」とし、「（中国の）国家衛生健康委員会によると、国民の約6人に1人が抜け毛に悩んでおり、こうした人々の頭髪が完全に抜けた場合の面積を合わせるとソウルの面積（605平方キロメートル）の約10倍にあたる5900平方キロメートルになるとの統計もある」とした。

その上で、韓国貿易協会の中国・成都支部が23日発表した「中国抜け毛業界の現状と示唆点」と題する報告書で、「抜け毛は中国人の健康の悩みの7位だ。特に消費性向が前の世代よりも大きい80年代、90年代生まれで抜け毛に悩む人の割合は、80年代では38．5％、90年代でも36％に上る。毛髪移植手術患者の57％が90年代生まれだ」と指摘していることを取り上げた。

また、貿易協会関係者の話として、「抜け毛人口の3分の1以上を占める90年代生まれは外見への関心が大きく、効果があれば喜んでお金を費やす」とし、「（韓国企業は）良好なアフターサービスと多様な製品群、サービスで中国進出を狙うべきだ」とも伝えている。（翻訳・編集/柳川）