中国の伝統的なデザイン…と思いきや、実は日本のパクリだった!? 中国ネット「知らなかった…」

Record China    2021年2月23日(火) 10時10分

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20日、中国版ツイッター・微博で、中国のテレビ番組で使われた「伝統デザイン」の背景が、実は日本独特の技法だったとする「告発」が注目を集め、議論を呼んだ。

2021年2月20日、中国版ツイッター・微博で、中国のテレビ番組で使われた「伝統デザイン」の背景が、実は日本独特の技法だったとする「告発」が注目を集め、議論を呼んだ。

ある微博アカウントが20日、「ここ数年、中国の伝統デザインは日本をパクることに慣れてしまったようだ」とした上で、「朝食を食べていたら、あるインタビュー番組で用いられた春節を祝う背景デザインが、日本独特の文様であるエ霞(えがすみ)をパクっていたのを発見した」とする書き込みを行った。

このアカウントは「エ霞」について、形状がカタカナの「エ」に似ていることからその名が付されたものであり、ふんわりと漂い、おぼろげな光をまとう霞の様子から春の到来や、それによって生まれる希望や喜びを表現する技法として日本人が非常に好んで用いると紹介した。

そして「春節は中国で最も大切な伝統的祭日であるとともに、デザイナーに豊かな素材を提供してくれる。それなのに今やパクリやそれに近い作業がなければ、決して複雑ではないシーンさえ構成することができなくなっている。本当にしっかり完成しなければならない」と、中国のデザイン業界の現状を評している。

この「告発」について中国のネットユーザーは「私もエ霞が日本のものだとは知らず、当たり前のようにデザインで使っていた」「中国ではこの問題がとても深刻だと思う」「鶴や龍の傍にいつもこの文様を見かけるが、日本がオリジナルだったとは……。しかも雲だと思っていた」「こういうことが起こるそもそもの原因は、国が文化の発展を重視していないからだ」「中国には祥雲の文様があるのに、どうしてそれを使わないのか」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

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